私の名前はデイビッド・アーモンドで、今年IGDAスカラーとして東京ゲームショウに参加しました。スカラーシップでは東京ゲームショウの見学に加えて、スタジオツアーや業界パーティにも参加できました。そこで得た知見は膨大で、喜びは計り知れないものでした。ゲーム業界で働きたい学生がいたら、絶対に応募して参加することを勧めます。
初日はスタジオツアーから始まりました。私たちはCRI・ミドルウェア、ランド・ホー、Cygamesを訪れました。CRI・ミドルウェアでは、私たちはゲーム開発者が印象的なアニメーションや、サウンドや音楽などを付与するために役立つオーディオ&ビジュアル関連ミドルウェアについて学びました。プレゼンテーションの最後には大変親切なことに、より深くミドルウェアについて学べるように、解説書をプレゼントいただきました。
ランド・ホーでは私たちは一同で席につき、パブリッシャーとデベロッパー、両者の役割の違い、マーケティング戦略、ゲーム業界の挑戦や、外国人がどのように日本のゲーム業界で職を得るか、そして外国人を含むチームが直面するであろう課題など、ゲーム業界のさまざまな部分について、詳細に学びました。私たちはその後、開発中の「クリムゾン・ドラゴン」について試遊できました。開発者の皆さんは私たちの感想を聞き、ゲーム開発に活かそうとさえしてくれました。
Cygamesでは「新劇のバハムート」の制作に関する説明を受けました。それから別のフロアに進み、様々な部署での働きぶりや、開発環境について見学しました。個人的にはアーティストの開発環境に心を奪われました。彼らは大型の液晶ペンタブレットを持ち、薄暗い部屋の中で、ゆったりとした作業スペースを与えられていました。
続く数日間は東京ゲームショウでした。ショウは巨大で、みっちりと詰め込まれていました。私たちはビジネスデイ二日間と一般公開日の二日間に参加しました。私たちはオープニングセレモニーと基調講演に出席し、日本のゲーム業界と文化、そして最新のトレンドと日本のゲームの未来について、深い知見が得られました。多くのゲームをプレイし、ゲーム開発者と語らいました。それは素晴らしい体験でした。
私たちはまた「センスオブワンダーナイト」に参加しました。これはTGSのインディゲームとインディゲーム開発者に向けたイベントです。そこで見た全てのゲームが素晴らしく、観客も同じような感想を抱いていました。インディゲームは日本では異なる発展を遂げており、自分自身がインディーゲーム開発者でもあるため、すべてのゲーム、中でも「Kyoto」に深いつながりを感じました。
最終日には、私たちはSCEJAで開催されたインディーゲーム開発者向けのパーティに招待されました(*)。そこで食べ物と飲み物、そして素晴らしい光景を楽しみました。私は本当に多くの開発者と業界関係者に出会いました。そしてみんなが親切で素晴らしい人ばかりでした。このパーティはスカラーシップの締めくくりであり、すばらしい一体感に包まれました。
私の日本滞在は東京ゲームショウで終わることはありませんでした。それから数日間日本に滞在し、人生で最良の時を過ごしました。光景はすばらしく、人々はみな歓迎してくれて、親切でした。そしてできるだけ早く日本に戻ってきたいと思いました。
すべての経験が本当にすばらしく、視野が広がり、さまざまな事柄を教わりました。すべてをアレンジしてくれた小野憲史さん、私たちをすばらしいスタジオに案内してくれたCRI・ミドルウェア、ランド・ホー、Cygames、すばらしいパーティに招待してくれたSCEAJ、自分の通訳ガイドをしてくれた高田アリックス・シャープさん、自分を支え親切にしてくれた他のスカラーたち、このような機会を与えてくれたIGDAと、本当にすばらしい日本に深く御礼を申しあげます。
デイビッド・アーモンド(マーセッド・カレッジ卒業、Bloated Hippo創設者、ゲームデザイナー)
My name is David Armond, and I was an IGDA Scholar this year for Tokyo Game Show. The scholarship allowed me access to the show as well as studio tours and industry parties. The knowledge I gained was invaluable and the fun I had was immeasurable. I highly recommend anyone who wants to work in the gaming industry to apply and attend.
The first day started off with studio tours. We visited CRI Middleware Co.,Ltd., Land Ho! CO.,LTD. and Cygames Inc. At CRI Middleware we learned about their audio and visual middleware which assists developers with creating impressive animations and implement sound and music with ease. At the end of the presentation they provided us with books on their software so we can learn it, which was very kind of them.
At Land Ho! we sat down in a group and learned about various details of the industry such as the differences between publishers and developers and the true roles they play, marketing strategies, the challenges of game development and how a foreigner can get into the Japanese game industry and the difficulties they and the team they work with might face. We also played and watched Crimson Dragon, and the developers even took our opinions on the game into account.
At Cygames we saw a presentation on the creation and development of Rage of Bahamut, then walked around different floors seeing how the various departments worked and their environment. Personally, my favorite was the section where artists work - they had massive tablets and a dimly lit room that provided the optimal space to create.
The next several days were Tokyo Game Show. The show is huge and absolutely packed. We attended both the Business Days as well as the Public Days. We attended the opening ceremony and other presentations that really gave us a deep look inside the Japanese gaming industry and culture, the latest trends and the future of gaming in the eyes of Japan. I played many games and talked to many developers - it was fantastic.
We also attended Sense of Wonder Night, a TGS event that showcases a bunch of indie games and indie developers. All of the games there looked amazing, and the audience felt the same way. Indie games are definitely growing in Japan and as an independent developer myself, I truly connected with all of them, especially the game "Kyoto".
On the last day, we were invited to an Indie Games Party at Sony, which was incredible(*). They provided us with food and drinks and a great view. I met so many developers and industry insiders, and everybody was so nice and friendly. The party marked the end of the show and scholarship, and was an awesome way to wrap things up.
My time in Japan didn't end with the show. I stayed for several days afterwards and had the best time of my life. The sights are gorgeous, the people are welcoming and friendly and I want to return as soon as I can.
The entire experience was absolutely amazing and it really opened my eyes to a lot of things and taught me a ton. Thank you to Kenji Ono for organizing everything, CRI, Land Ho! and Cygames for letting us into their awesome studios, Sony for putting on a great party and inviting us, Alix Sharp for being my guide and awesome company, fellow scholars for being supportive and friendly, the IGDA for giving me this opportunity and Japan for being absolutely wonderful.
David Armond/Game developer and founder of Bloated Hippo
*日本語翻訳 IGDA日本/Translated by IGDA Japan
**SCEJAで開催された「Indie Stream」パーティはスカラーシップの公式行事ではありませんが、主催者の招待を受けてスカラーが参加しました。 "Indie Stream" which was aparty held at SCEJA was not an official program of scholarship but scholars attended it with invitation by organizer.
2013年10月18日金曜日
2013年10月17日木曜日
スカラーシップ感想文2013_15
こんにちは、みなさん。私はアリックス・シャープです。サウスウエスタン大学で言語学を勉強中で、サンディエゴ州立大学の編入を計画しています。私の経歴は少々異なっていまして、というのも里帰りといえるでしょうか、はじめての日本訪問という以上のものだったのです。私は日本で生まれ育って、15歳の時にアメリカに移住しました。日本で育ったのでーー私はアメリカのユーザーが体験するより2年も前からポケモンを遊んでいましたーーインターナショナルスクールでその話をすると、みんな困惑していました。私は任天堂のゲームで育ちました。「ドンキーコング」や「ポケモン」、そしてマリオのゲームなどです。両親もゲームを遊ぶ人だったので、ゲームなしの時間が思い出せません。私ははじめてアメリカに来たとき、ゲーム文化の違いにショックを受けたことを覚えています。ここでは国中で誰もがRPGではなく、FPSにだけ興味があるようで、私は一人寂しくプレイしていました。
私は5年ぶりの帰国を楽しみにしていました。そして私の従姉妹が私に会いに来たとき、あまりゆっくりできないことが明白になりました。私は自分の母国の光景を目にしながらお酒を飲み、次の日からのイベントに思いをはせました。翌日、私はデイビッド(彼はスカラーの一人で、ホテルが近かったのです)と会い、それから他のメンバーと合流しました。幸運なことに、私たちはすでにFacebook上で交流していましたので、それほど不安なことはなく、すでに打ち解けることができました。私たちは最初にCRI・ミドルウェアを訪問しました。そして私が大好きなフランチャイズの一つ、「サクラ大戦」の制作に協力していることを知って興奮しました。どんな風に彼らが制作に貢献しているのか、それは私の知識をはるかに凌駕していました。私はそれまで「ミドルウェア」や、それがどんな風に開発に統合されているのか、考えたこともありませんでした。
私たちの次の目的地はランド・ホーでした。同社ではパブリッシャーとデベロッパーの違いについて、より深く知ることができました。私たちはまた、マーケティングなど、一般的な企業で知りうる以上のことを学びました。私は日本国籍を所有しており、日本で働く可能性について、何か障害があるとは予測していませんでしたが、ビザの問題であったり、日本で働く上での法律的な課題についてより多く学びました。私たちはまた、「クリムゾン・ドラゴン」を見る機会があり、この家庭用ゲームの魔法のエフェクトが明るすぎないことを知って嬉しくなりました(というのも、私は光過敏性発作をおこしたことがあるのです)。そして、開発者の皆さんはそのことを聞いて喜ばれていました。
三社目はCygamesで、私は同社が社員の成功に対して多大な注力をしている様に心を打たれました。数多くのアーティストには液晶ペンタブレットが支給され、働きやすさを保証するために部屋が薄暗くなっていました。同社はまた、巨大なビルの中で4つのフロアーを占有していました。会社を訪問した後、私は「進撃のバハムート」をダウンロードしました。そして今でも楽しんでいます。
東京ゲームショウはまた別の脅威でした。私は1時間以上もかけてうろうろし、GoogleMapを助けに電車に乗り込みました(私たちは幕張メッセに到着するために2回も乗り換えなければなりませんでした)。東京駅はとても巨大で、私たちはなんとか近道を進みました。皆さん、正しい道順を探すために、たっぷり時間をとってくださいね!
ようやく幕張メッセに到着し、その巨大さぶりに驚きました。私たちはオープニングセレモニーに出席し、すばらしい講演を聴きました。PS4は本当に刺激的でした。ビジネスデイの二日目は自由行動ができましたので、私は会場を探索し、数多くのゲームを体験しました。ゲームの多くがモバイルアプリで、スマートでした。携帯ゲーム機を追加で購入する必要がありませんし、今やほとんどの人がモバイルデバイスを持っているのですから。モバイルゲームのメリットとデメリットについても話しました。勝つためには課金が必要で、それが結果的により多くの利益を産むのです(「キャンディクラッシュサーガ」や「パズル&ドラゴンズ」を見てください)。私は多くの企業と話をし、刺激を受け、名刺を交換しました。今でも東京ゲームショウでの出会いをきっかけに、幾つかの企業と交流を行っています。
私は他のスカラーのために、セガのサウンド開発者であり作曲家の小林秀聡さんとお会いした際に通訳をつとめました。私たちはすばらしい夕食を共にし、ゲームオーディオや、彼らが使用しているプログラムについて、多くの事柄を聞き、知識が得られました。それは本当に素晴らしい体験で、私は自分がただ趣味のレベルで音楽を楽しんでいたのだと思い知らされました。
デイビッドと私は日曜日に一般公開日の盛り上がりぶりを見るため、東京ゲームショウを再訪しました。私は後に今年度が史上最大の集客数だったことを知り、コスプレイヤー・コンテストの入賞者について聞き、自分もまた盛り上がりました。ニンテンドー3DSの「すれ違いMii広場」では100人以上のMiiが登録されました。スクウェア・エニックスの開発者にお会いして、ブリザード・エンタテインメントの「ディアブロ3」がどのように家庭用ゲーム機で移植販売されたか、話す機会もありました。
日曜日に東京ゲームショウが終了すると、私たちはSCEJAで開催されたすばらしいパーティ、「Indie Stream」に参加しました。私は海外進出を検討したり、アメリカでのイベント出展のために翻訳者を求めている企業と交流する機会もありました。私は実際にゲームの翻訳者としてキャリアを積み重ねていきたいと思っています。稲船敬二さん(INAFKING)もパーティに参加されていて、「ロックマン」ファンの私としては、興奮のあまり思わず歓声を上げそうになりました。美味しい食事をいただくこともでき、結果としてすばらしい体験でした。
この体験はお金に換えられません。本当にプライスレスでした。私は自分が成功するために何をしたらいいか知り、理解することができました。IGDAの皆さん、他のスカラーたち、そして小野憲史さんにたいへん感謝します。どんな会社に入ることになるかわかりませんが、どの会社に対しても誠実に向き合い、自分の居場所を探したいと思います。
アリックス・シャープ/サウスウエスタン大学
Hello everyone, and my name is Alix Sharp. I currently attend Southwestern College for Linguistics studies, and plan on transferring to San Diego State. My experiences are different, as it was a homecoming, rather than my first trip to Japan. I was born and raised there, and moved to the US when I was fifteen. Growing up in Japan had it’s perks - I had Pokemon two years before the US had it, thus - me talking about it in my International school had everyone confused. I was raised on Nintendo products; Donkey Kong, Pokemon, and Mario games. My mother and father also play video games, so I don’t remember a time without video games. I remember game culture shock when I first moved to the US. Over here, it seemed that everyone was only interested in FPS and not RPGs, which I pretty much solely played.
I looked forward to coming home for the first time in five years, and my relief was evident when my cousin came to get me. I drank in the sights of my homeland and anticipated the events to come the following day. The next day, I met up with David (a member of my group that stayed relatively close by) and we both went to meet up with the group. Fortunately, because we met on facebook beforehand, it wasn’t that awkward and we quickly warmed up to each other. We first head to CRI Middleware Co.,Ltd. , and I was excited because they helped create one of my favourite franchises called Sakura Taisen. I got so much more out of it than I realized - knowledge about how things come together and it was very exciting. I never really thought about “middleware” and just lumped it up into development.
Our second stop was Land Ho! CO.,LTD. - a company that taught me more in detail the difference of publisher versus developer. We also learned more of the other aspects of a typical company, like marketing. While I don’t have an issue with possible employment in Japan, as I’m a Japanese citizen, I learned more about visas and other legal red tape that was needed to ensure employment in Japan. We also had a chance to look at Crimson Dragon and I was happy to see that console spell effects weren’t bright (as I’m photosensitive and epileptic) and the developers were happy to hear that.
Our third stop was Cygames Inc. and I was very impressed with how devoted they are to their employees success. Artists received a special tablet that was massive, and a dim room to ensure that the environment is conductive. They also had four floors of a massive building. After we met the company, I downloaded Rage of Bahamut, and I’m currently enjoying that.
TGS was a different beast. I had to figure out how to get to a place over an hour away, and Google Maps helped me plan out the trains I needed (we needed to transfer twice to get on to the train that would get us over to Makuhari Messe) and we were cutting it close, as Tokyo Station is HUGE. Don’t forget to allow yourself some time to navigate!
We finally got there and I was amazed at how big the convention was. We sat in on the opening ceremony and heard some amazing speakers. I’m really excited for the PS4. We were given the second business day a free day, and I explored and played so many games. I noticed that a lot were on mobile platforms and it’s smart; you don’t need to purchase another handheld device and almost everyone has a mobile nowadays. I talked with someone about the pros and cons of a mobile game. It’s pay to win, and overall much more profitable. (See: Candy Crush, Puzzles and Dragons). I was able to talk and impress many companies and exchange business cards, and I’ve been talking to a few companies that I’ve met because of TGS.
I was assisting some of my fellow scholars in translation because we met Hideaki Kobayashi, a sound developer and composer from SEGA. We had an amazing dinner with the group, and I was able to hear and learn more of about audio and the programs that they use. It was really fascinating, considering that I only play instruments and music as a hobby.
David and I came back on Sunday to see how huge the public days were. I found out later that it was a record attendance, and I also was excited to hear that cosplay is celebrated. I also received over a hundred street passes for my 3DS. I had a chance to talk to someone at Square Enix and how they have the rights to publish Blizzard Entertainment’s Diablo 3 for console.
After Sunday concluded, we had an amazing opportunity to attend a party at Sony Japan - the Indie Stream party. I had a chance to mingle with some companies who were looking to expand, or needed translators for their company events in the US. It seems like there’s a hot commodity for these sort of things. I hope that I can actually create a career out of translating. Keiji Inafune (INAFKING) was there and my inner Megaman fan was ready to scream out of excitement. We were also given some delicious food and overall, it was a pleasant experience.
This experience is priceless, truly priceless. I know and understand the path I must take to succeed, and it’s all thanks to IGDA, the people in my group, and especially Kenji Ono. I don’t know which country I’d end up in but I am faithful that with either country, I’ll find a home.
Alix Sharp/Southwestern College
*日本語翻訳 IGDA日本/Translated by IGDA Japan
2013年10月16日水曜日
スカラーシップ感想文2013_14
私はキアステン・ソンタグです。私はアメリカのブルームフィールド大学でゲームデザインを学んでいて、中でもコンセプトアートとキャラクターデザインを専攻しています。今年の9月、私は幸いにもIGDAスカラーとして東京ゲームショウに参加することができました。
私は他の多くのゲーム開発を学ぶ学生と大きく異なった経歴を持っていると思います。子どもの頃、私の両親はテレビゲームを買ってくれませんでした。そのため自分で購入できるほど成長するまで、ゲームを遊んだことがなかったのです。私はゲームを遊んで成長しませんでしたし、人格形成に必要な数年間で、アクションゲームやシューティングゲームを遊んで反射神経を鍛えるようなこともありませんでした。結果として、ティーンエイジャーになってゲームを遊び始めるようになると、いつもナラティブベースのゲームや、ゆっくりと進行したり、戦略的に遊ぶようなゲームに手が伸びていました。経験上これらのゲームは多くが日本製でした。アメリカの学校で自分がかかわったゲームでさえ、すべてアクションかシューティングゲームだったのです! 私は日本のゲーム業界で働くことを長い間のぞんでいるのには、こうした理由がありました。
TGSスカラーシップは初めての日本旅行というわけではありませんでした。ゲーム開発の準学士取得の際に一度来日したことがあるのです。私は滞在中、数社のゲーム開発会社に訪問しようとしましたが、個人でそれを行うことがいかに難しいか、すぐに理解することになりました。結局、訪問できたのは一社だけでしたし、それも会議室で2名の開発者と話せただけでした。それがTGSスカラーシップでは1社ではなく3社に訪問でき、たいへん嬉しかったのは言うまでもありません。スカラーシップで訪問することで、通訳がつくという利点もありました。私は日本語を10年以上勉強していますが、まだ会話が上手ではありません。せいぜい会話の中から単語のきれはしを幾つか理解できる程度なのですが、IGDA日本の矢澤竜太さんや、同じスカラーの高田アレックスさん、Maria Miyakoさんが、私が取り残されないように通訳をしてくれました! 手助けをしてくれて本当にありがとうございました。
スタジオツアーで最初に訪れたのはCRI・ミドルウェアでした。私は同社について、あまり良く知りませんでしたので、私が大好きなゲームのうち、本当に多くのタイトルで開発協力されていたことを知り、とても驚きました! もし何か彼らが私に対して教えてくれたとしたら、それは自分が遊んだゲームにかかわっている、全ての人々に対してより洞察力を働かせるようにしろということであり、感謝したいと思います。しかしながら、それ以上に、私はミドルウェアのコンセプトと、同社のゲーム開発プロセスにおける役割について新しい知見を得ることができました。
ランド・ホーでは、デベロッパーとパブリッシャーの違いや、マーケティングの重要性について学びました。そこで私は教授が学校で、単に私たちのゲーム開発プロジェクトを多忙にするだけのために、偽物のマーケティング素材を作らせなかったことに対して、確証が得られました! 私はまた、外国人がゲーム業界で雇用されることが実際、いかに難しいかについて学びました。もしディレクションやタスクが誤訳されると、どれだけ大きな問題を引き起こす恐れがあるか、言語の壁による問題について話されたのです。私は単に日本語の会話力を上達させるためだけでなく、それ以上の理由について学びました。
Cygamesの開発環境は、とても興味深く感じられました。私は楽しみながらゲーム開発を行うために、環境が支援するという、同社の方針をとても好きになりました。また、スタジオはとても巨大でした! 開発者のワーキングスペースは広くて、私は広々として快適な環境でゲームを作ることが良い結果を生み、単に楽しいゲーム以上の物を生み出せるのだと想像しました。私はアーティストのエリアが薄暗くなっているのを見て、最初は目に悪いのではないかと驚きました。しかし、実際は正反対でした。さらに、彼らが使っている液晶ペンタブレットがとても繊細で、周囲の光に影響を受けてしまうことが、興味深く感じられました。いつか、こんな素晴らしいタブレットで自分も絵を描いてみたいと思いました。
東京ゲームショウでは、最近開発されたばかりの新作ゲームをたくさん見ることができました。それらを見ながら、ゲーム業界がますますモバイルゲームにシフトしている様子がはっきりとわかりました。自分が遊んだゲームの大半がiPhoneやiPadのアプリだったのです! 私は開発者と名刺交換をしたり、ビジュアルノベルの開発者と話をする機会もありました。というのもビジュアルノベルは私が大好きなゲームジャンルの一つなのです。その開発者は、自分たちのウェブサイトでスタッフを求職しており、私にも挑戦してみてはと促してもらえて、とても幸せでした。
また東京ゲームショウの二日目の夜に、私たちはセンスオブワンダーナイトを視察しました。これはインディゲーム開発者が作った素晴らしいゲームを紹介するイベントです。どれも素晴らしいゲームばかりで、すぐに全てのゲームを遊びたくなりました! それらのゲームにはまた、すばらしいアイディアがたくさん入っていて、ゲームのプレイ光景を見ながら自分たちのプロジェクトに関するインスピレーションも得られました。
東京ゲームショウ終了後に開催された「Indie Stream」パーティでは、多くのゲームデザイナーや開発者にお会いできました。私は自分の子ども時代に、ゲームを遊ぶことができなかったことに対して、少しほろ苦い気持ちを感じていました。というのも、他のスカラーたちは子どもの頃にゲームを遊んで大きくなったため、周囲の人々に対して心から魅了され、魅惑されていました。その一方で私は学術的なレベルでしか魅了されることがなかったからです。私は子どもの頃にロックマンやボンバーマンを遊ぶことができていたら、会場でお会いした人々ともっと心から楽しめたのに、と思いました。しかし、それでもなお、パーティは充足的でためになる経験でした。
最後になりましたが、スカラーシッププログラムは日本のゲーム業界を知り、実際に現場で活躍されている真にプロフェッショナルの方々とお会いする、すばらしい機会でした。小野憲史さん、矢澤竜太さん、藤原正仁さん、IGDAのメンバー、学校の先生方、そしてこの旅行を可能にしてくれた、すべての人々に御礼を申しあげます。私に対して大変親切に接してくれ、このすばらしい業界の一員として私を心から歓迎してくれた全ての皆様、ありがとうございました。そして、すぐに日本に戻ってきたいと思います!
キアステン・ソンタグ/ブルームフィールド大学
私は他の多くのゲーム開発を学ぶ学生と大きく異なった経歴を持っていると思います。子どもの頃、私の両親はテレビゲームを買ってくれませんでした。そのため自分で購入できるほど成長するまで、ゲームを遊んだことがなかったのです。私はゲームを遊んで成長しませんでしたし、人格形成に必要な数年間で、アクションゲームやシューティングゲームを遊んで反射神経を鍛えるようなこともありませんでした。結果として、ティーンエイジャーになってゲームを遊び始めるようになると、いつもナラティブベースのゲームや、ゆっくりと進行したり、戦略的に遊ぶようなゲームに手が伸びていました。経験上これらのゲームは多くが日本製でした。アメリカの学校で自分がかかわったゲームでさえ、すべてアクションかシューティングゲームだったのです! 私は日本のゲーム業界で働くことを長い間のぞんでいるのには、こうした理由がありました。
TGSスカラーシップは初めての日本旅行というわけではありませんでした。ゲーム開発の準学士取得の際に一度来日したことがあるのです。私は滞在中、数社のゲーム開発会社に訪問しようとしましたが、個人でそれを行うことがいかに難しいか、すぐに理解することになりました。結局、訪問できたのは一社だけでしたし、それも会議室で2名の開発者と話せただけでした。それがTGSスカラーシップでは1社ではなく3社に訪問でき、たいへん嬉しかったのは言うまでもありません。スカラーシップで訪問することで、通訳がつくという利点もありました。私は日本語を10年以上勉強していますが、まだ会話が上手ではありません。せいぜい会話の中から単語のきれはしを幾つか理解できる程度なのですが、IGDA日本の矢澤竜太さんや、同じスカラーの高田アレックスさん、Maria Miyakoさんが、私が取り残されないように通訳をしてくれました! 手助けをしてくれて本当にありがとうございました。
スタジオツアーで最初に訪れたのはCRI・ミドルウェアでした。私は同社について、あまり良く知りませんでしたので、私が大好きなゲームのうち、本当に多くのタイトルで開発協力されていたことを知り、とても驚きました! もし何か彼らが私に対して教えてくれたとしたら、それは自分が遊んだゲームにかかわっている、全ての人々に対してより洞察力を働かせるようにしろということであり、感謝したいと思います。しかしながら、それ以上に、私はミドルウェアのコンセプトと、同社のゲーム開発プロセスにおける役割について新しい知見を得ることができました。
ランド・ホーでは、デベロッパーとパブリッシャーの違いや、マーケティングの重要性について学びました。そこで私は教授が学校で、単に私たちのゲーム開発プロジェクトを多忙にするだけのために、偽物のマーケティング素材を作らせなかったことに対して、確証が得られました! 私はまた、外国人がゲーム業界で雇用されることが実際、いかに難しいかについて学びました。もしディレクションやタスクが誤訳されると、どれだけ大きな問題を引き起こす恐れがあるか、言語の壁による問題について話されたのです。私は単に日本語の会話力を上達させるためだけでなく、それ以上の理由について学びました。
Cygamesの開発環境は、とても興味深く感じられました。私は楽しみながらゲーム開発を行うために、環境が支援するという、同社の方針をとても好きになりました。また、スタジオはとても巨大でした! 開発者のワーキングスペースは広くて、私は広々として快適な環境でゲームを作ることが良い結果を生み、単に楽しいゲーム以上の物を生み出せるのだと想像しました。私はアーティストのエリアが薄暗くなっているのを見て、最初は目に悪いのではないかと驚きました。しかし、実際は正反対でした。さらに、彼らが使っている液晶ペンタブレットがとても繊細で、周囲の光に影響を受けてしまうことが、興味深く感じられました。いつか、こんな素晴らしいタブレットで自分も絵を描いてみたいと思いました。
東京ゲームショウでは、最近開発されたばかりの新作ゲームをたくさん見ることができました。それらを見ながら、ゲーム業界がますますモバイルゲームにシフトしている様子がはっきりとわかりました。自分が遊んだゲームの大半がiPhoneやiPadのアプリだったのです! 私は開発者と名刺交換をしたり、ビジュアルノベルの開発者と話をする機会もありました。というのもビジュアルノベルは私が大好きなゲームジャンルの一つなのです。その開発者は、自分たちのウェブサイトでスタッフを求職しており、私にも挑戦してみてはと促してもらえて、とても幸せでした。
また東京ゲームショウの二日目の夜に、私たちはセンスオブワンダーナイトを視察しました。これはインディゲーム開発者が作った素晴らしいゲームを紹介するイベントです。どれも素晴らしいゲームばかりで、すぐに全てのゲームを遊びたくなりました! それらのゲームにはまた、すばらしいアイディアがたくさん入っていて、ゲームのプレイ光景を見ながら自分たちのプロジェクトに関するインスピレーションも得られました。
東京ゲームショウ終了後に開催された「Indie Stream」パーティでは、多くのゲームデザイナーや開発者にお会いできました。私は自分の子ども時代に、ゲームを遊ぶことができなかったことに対して、少しほろ苦い気持ちを感じていました。というのも、他のスカラーたちは子どもの頃にゲームを遊んで大きくなったため、周囲の人々に対して心から魅了され、魅惑されていました。その一方で私は学術的なレベルでしか魅了されることがなかったからです。私は子どもの頃にロックマンやボンバーマンを遊ぶことができていたら、会場でお会いした人々ともっと心から楽しめたのに、と思いました。しかし、それでもなお、パーティは充足的でためになる経験でした。
最後になりましたが、スカラーシッププログラムは日本のゲーム業界を知り、実際に現場で活躍されている真にプロフェッショナルの方々とお会いする、すばらしい機会でした。小野憲史さん、矢澤竜太さん、藤原正仁さん、IGDAのメンバー、学校の先生方、そしてこの旅行を可能にしてくれた、すべての人々に御礼を申しあげます。私に対して大変親切に接してくれ、このすばらしい業界の一員として私を心から歓迎してくれた全ての皆様、ありがとうございました。そして、すぐに日本に戻ってきたいと思います!
キアステン・ソンタグ/ブルームフィールド大学
My name is Kirsten Sonntag, and I am a Game Design student at Bloomfield College in the USA, focusing mainly on concept art and character design. In September I had the great privilege of attending the Tokyo Game Show as an IGDA scholar.
I think my personal background is much different from many students studying game development: when I was a child, my parents would not buy video games for me, so I was never able to play video games until I was old enough to afford them myself. I didn’t grow up playing video games, and I didn’t even develop the reflexes for platforming or shooting games during my formative years. As a result, when I began playing video games as a teenager I was always most drawn towards games that were more narrative-driven, leisurely, and strategic. In my experience most such games are developed in Japan, not America–even at school, the projects I have worked on have only ever been platforming or shooting games! This is why working in the Japanese game industry has appealed to me for a long time.
The TGS scholarship was not my first time in Japan; I had gone once before while working on an Associate's Degree in Game Development. I had contacted some game studios to see if I could visit during that trip, and learned first-hand how difficult it was to see a studio in action as an independent individual–only one studio allowed me to visit, and I was only allowed into a conference room to speak with two developers. Needless to say, I was very happy to be able to visit not just one, but three game studios as part of the TGS scholarship. Another benefit to visiting as part of the scholarship was having an interpreter to help out. I have been studying Japanese for over ten years, but I am still very poor at speaking and listening. I was able to pick out bits and pieces of what presenters were saying, but having Ryuta Yazawa, Alix Sharp, and Maria Miyako to translate ensured that I didn’t miss a thing! I’m very grateful to them for their help.
The first studio we visited on our studio tour was CRI Middleware Co.,Ltd. I was not very familiar with this company, so I was surprised to find out that they had worked on so many of the games I loved! If anything, that taught me to be more perceptive of everyone who works on the games I play, so that they can have the appreciation they deserve. More than that, though, I was able to gain new insight into the concept of middleware and its role in the game development process.
At Land Ho! Co.,Ltd. we learned about the difference between developers and publishers, as well as the importance of marketing. It was nice to have confirmation that my professors at school didn’t have us make fake marketing materials for our game projects just to keep us busy! I also learned at Land Ho! about how difficult it can truly be for foreigners to be employed in the game industry; we were told how the language barrier can lead to huge problems if directions and tasks are misinterpreted. It gives me even more reason to improve my skills at speaking in Japanese!
I found the environment at Cygames Inc. to be very interesting. I really liked the policy of creating games in a fun, supportive environment. Also, the studio was HUGE! Developers were given a lot of space to work in, and I can imagine that creating games in an open, breathable environment would result in better, more fun games. I was at first surprised that the illustrators’ area was so dimly lit–surely that would hurt their eyes? However, I found out that it was exactly the opposite. Moreover, the graphics tablets were so sensitive that they would pick up light, which I found very intriguing. I’d love to draw on such amazing tablets someday.
At the Tokyo Game Show I was able to see many of the newer games that have been recently developed. In looking around the venue it became very clear to me how the industry is moving more and more towards mobile games. Many of the games I tried out were on iPad or iPod displays! I was also able to exchange some business cards and I even had the opportunity to speak with a developer of visual novels, one of my favorite game genres. I was very pleased when he encouraged me to apply for a job on their website.
Then on the evening of the second day of TGS, we saw the “Sense of Wonder Night” event which showcased some fantastic games made by indie developers. All the games looked amazing and I immediately wanted to try playing all of them! There were a lot of fascinating ideas incorporated in them too, and I even found inspiration for some of my own game projects while watching the gameplay.
At the Indie Stream party after TGS, we were able to meet many game designers and developers. I felt a bit out of touch due to my video-game-less childhood, because while other scholars were enthralled and appreciative of the people there on an emotional level, for having shaped their childhoods, I was appreciative solely on an academic level. I wished I had been able to play games like Megaman and Bomberman when I was a child so that I could have had that emotional appreciation for the people we met, but it was a fulfilling and rewarding experience regardless.
All in all, this scholarship program was a fantastic opportunity to learn about the Japanese game industry and meet real professionals in the field. I want to thank Mr. Kenji Ono, Mr. Ryuta Yazawa, Mr. Masahito Fujiwara, IGDA, all my fellow scholars, and everyone who made this trip possible. Thank you to everyone who treated me so kindly and made me feel truly welcome to be a part of this amazing industry, and I hope to return to Japan soon!
Kirsten Sonntag / Bloomfield College
*日本語翻訳 IGDA日本 Translated by IGDA Japan
2013年10月15日火曜日
スカラーシップ感想文2013_13
はじめに、日本訪問に際してこのような素晴らしい機会を与えてくれたIGDA日本の皆様に感謝いたします。私はアメリカの大学に留学中の中国人です。日本を訪れるのはこれが初めてで、今回の旅行はとても素晴らしい体験であり、決して忘れることはないでしょう。本当に素晴らしかったのです。
旅行の間、私たちはゲーム開発会社を見学し、東京ゲームショウに参加し、パーティで他のゲーム開発者と交流しました。これらのすばらしいイベントを通して、本当にたくさんのことを学びました。
最良の経験の一つは、東京にある3つのゲーム開発会社・・・CRI・ミドルウェア、ランド・ホー、Cygamesを訪問できたことでした。これらの開発者と直接交流できる機会をいただけたのです。彼らは私たちに自社の製品を紹介したり、会社経営の経験を共有したり、スタジオの設備や開発中のゲームを見せてくれたりしました。会社はミドルウェアベンダーからゲームパブリッシャーまでさまざまで、ゲーム業界の全体像がつかめました。今回の旅行以前は、実際に業界がどうなっているのか良くわかっていませんでしたが、かなり理解が進みました。
CRI・ミドルウェアは、たくさんの著名なゲームに技術提供を行っているミドルウェアベンダーです。そこで私たちは彼らの製品デモや製品開発の説明を受けられました。それまで同社の製品にはあまりなじみがありませんでしたが、その内容は衝撃的で、特にαチャンネル付きの動画ファイル技術は未だに忘れられません。この技術はモバイルデバイス向けアプリ開発にとても有効だと思います。
ランド・ホーのプロデューサーは、デベロッパーとパブリッシャーについての知識や、会社としての課題や歴史について解説いただき、それらは自分たちが将来直面する可能性があるものでした。同社は起業した時は小さな案件を手がけていましたが、今では小規模から大規模まで、さまざまなサイズのゲームを開発しています。私たちは開発現場も訪れることができ、そこでアンリアルエンジンを用いたプロジェクトを拝見しました。実は自分が手がけている案件でもUDK(Unreal Development Kit)の使用を検討しており、彼らの仕事を観察することで、たいへん有意義な情報が得られました(そして実際には帰国後、UDKの使用を断念しました。というのも、それほどチームメンバーが多くなく、開発期間も1ヶ月しかなかったからです)。
Cygamesでは開発環境が本当に本当に素晴らしいものでした。たいへん眺望の良いオフィスで、アーティスト向けに最良のデバイスも支給されていました。夢のようです! アーティストがすばらしいイラストを描いている風景も見ました。ああ、まさに、こんな環境で自分も働きたいものです、
東京ゲームショウでは基調講演などを聴講できました。初日は「パズル&ドラゴンズ」の開発に関する話を伺い、そこでの話はたいへん示唆に富んでいました。大手企業のマネージャによる業界のトレンドに関するパネルディスカッションもありました。みな中国本土は将来的にたいへん重要な市場になると示唆していました。私は中国人で、家族が上海で投資会社を所有しているため、私にとって本当にすばらしいニュースでした。
二日目はインディゲーム開発者向けのイベント、センスオブワンダーナイトに出席しました。そこでたくさんの新しいアイディアが得られました。中でも「Museum of Simulation Technology」は印象的で、まったく素晴らしいものでした。終了後にはすべての開発者と会話することができました。彼らのうち3名は中国語が話せたのです。私は彼らのゲームの詳細や将来像について、数多くの詳しい質問をしました。私はまた会場で出展していたインディゲームのうち、約半分がUnityを使用していることを知りました。
終了後には多くのインディゲーム開発者と共に夕食に行きました。そこで多くの台湾からの参加者に会い、たいへん嬉しかったです。中国語で会話ができたのですから。私は彼らのゲームを通して、すぐに友人になりました。彼らはまたインディゲームに関して多くの情報を教えてくれました。たいへん素晴らしい夜でした。
私は「東方Project」の大ファンで、二次創作のゲームを作りました。三日目にはインディゲームコーナーで、「東方Project」のクリエイターのZUNさんが新作ゲームを発表されると聞き、ぜひともZUNさんを一目見ようとしました。しかし彼の発言が自分には理解できず、会場がたいへん混雑していたこともあって、少し哀しい気持ちになりました。
しかし、IGDAスカラーシップは本当に素晴らしいものでした。最終日に私たちは「Indie Stream」パーティに参加するため、SCEJAのビルを訪問しました。そこでZUNさんに直接お会いできたのです。そこで自分が作成した「東方Project」の二次創作ゲームをZUNさんに披露することもできました。そんな機会が得られるなんて、まったく予想もしていませんでした。私の東京ゲームショウの旅は忘れがたい幕切れとなりました。
私はまた東京を訪問中に幾つか有名な場所を観光しました。東京はとても印象的な都市です。人々はみな親切な人ばかりです。人がたくさんいるにもかかわらず、都市は清潔です。私はアニメや漫画、ゲームが大好きです。日本ではどこでも、それらを見ることができます。私は日本人はこれらの「ニュータイプ」な芸術を、他のどんな国よりも真剣に扱っていると思います。私はこの国のゲーム開発者をとりまく環境が大好きです。東京は私が訪れた中で最良の都市の一つです。将来1年か2年は東京ですごしたいと思いますし、今から真剣に、そのための計画を立てています。
最後にこのような素晴らしい機会を与えてくれたIGDA日本に改めて御礼を申しあげます。東京を離れるのが本当に辛いです。小野さん、藤本さん、他のすべての友人たち、ありがとうございました。私の人生の中で絶対にこの旅行を忘れることはないでしょう。
韩珒/デポール大学
First, I would like to thank IGDA Japan that gave me such a good opportunity to visit Japan. I’m a Chinese and I study in USA. This is the first time I visit Japan, and this trip gave me such a wonderful experience that I will never forget. It’s absolutely AWESOME!
During the trip, we visited several game studios, attended Tokyo Game Show, and had party with other game developers. I really learnt a lot from all of these nice event.
One of the best part is that we are able to visit 3 game studio in Tokyo, CRI middleware Co.,Ltd., LAND HO!.,CO.LTD., and Cygames Inc. We had chance to communicate with these companies directly. They showed us their products, shared the experience of managing the company, and allowed us to see their studio equipment and under-developing games. These three company range from middleware provider to game publisher, so the trip gave us an overall understanding of game industry. Before this trip, I had no idea how actual game industry was, but now I felt better.
CRI is a middleware company, a lot of games including many famous games are using their technology. They show the demo of their product, and their developers explained some details to us. I was not familiar with the products they made, but I’m still impressed by the Alpha movie technology which can play a movie with the alpha channel. I think this technology would be very useful especially on mobile devices.
The Producer from LAND HO! told us a lot about developer and publisher and some problems and stories of their company, which we may meet in the future. LAND HO! has multiple game titles, some are big projects, some are small, and their company is starting from doing something very small. We also visit their studio, we saw a game they were developing, using Unreal Engine. Because my own project are also plan to use UDK, I actually got a lot of information by observing what their stuff were doing. (And I decide not to use UDK for my own project after the trip, because we don’t have so many people, even we had spent a month on it)
Cygames has a really really awesome environment for the employees. They have a very nice office with awesome view, they also offer the artist best devices. That’s amazing! I saw illustrators painting some awesome pictures. Oh! I really want to work in that environment.
On TGS, we were able to attend the meeting. On the first day, we heard about the story of the creator of Puzzle and Dragons, his story is quite informative. The managers from several big companies discussed the trend of the game industry. They all mentioned that Chinese main land may be the most important market in the future. As I am a Chinese and my family has an investment company in Shanghai, it's a really good news for me.
On the second day, we attended Sense of Wonder Night, a festival for indie developer. It gave me a lot of new ideas. I was impressed by the game “Museum of Simulation Technology”, that game is really awesome. We got a change to talk with all the winner after that. Three of them can speak Chinese! I asked a lot of details about their game, and their future plans. I also noticed that over half of the indie game on TGS are using Unity3D as game engine.
After that we went to have dinner with many indie game maker, I’m glad that I met many people from Taiwan. We can communicate with Chinese. I tied their games and we soon become friends. They also shared many information about indie game with me. That was quite a nice night.
I am a big fan of Touhou project, and I made Touhou Douji Games. On the third day of TGS, the creator of the Touhou project ZUN announced his new release of Touhou game on indie game corner, I was manage to see him in real person, but I don't know what he was talking about and it was too crowded there, so I was a little sad at that time.
But here is what the IGDA scholarship is really awesome for! On the last day, we went to Sony Entertainment Indie Stream Party. On the SCE party, I met Mr.ZUN face to face! He was right there! I got the chance to talk with him! I took a photo with him, and show him some of my work on Touhou Douji Game, I never thought that I could get the chance to do so! This gave my trip to Tokyo Game Show an unforgettable ending.
I also visited several famous places in Tokyo during the time I was in Tokyo. Tokyo gave me such a very nice impression. People here are so nice. The whole city is so clean even it is very crowded. I love animation, manga and games. You can find them everywhere in Japan. I think Japanese treat these “New-Type” arts much seriously than any other country. I really like the environment for game industry here. Tokyo is one of the best cities I ever been. I must spend at least 1~2 years staying here in the future. I’m planning now, really!
At last, I really want thank IGDA Japan again for offering me such a nice chance. I really miss the wonderful time in Tokyo. Thank Mr.Ono, Mr.Masahito and all other friends! I won’t forget this trip in my life!
Han Jin / DePaul University
*日本語翻訳 IGDA日本 Translated by IGDA Japan
旅行の間、私たちはゲーム開発会社を見学し、東京ゲームショウに参加し、パーティで他のゲーム開発者と交流しました。これらのすばらしいイベントを通して、本当にたくさんのことを学びました。
最良の経験の一つは、東京にある3つのゲーム開発会社・・・CRI・ミドルウェア、ランド・ホー、Cygamesを訪問できたことでした。これらの開発者と直接交流できる機会をいただけたのです。彼らは私たちに自社の製品を紹介したり、会社経営の経験を共有したり、スタジオの設備や開発中のゲームを見せてくれたりしました。会社はミドルウェアベンダーからゲームパブリッシャーまでさまざまで、ゲーム業界の全体像がつかめました。今回の旅行以前は、実際に業界がどうなっているのか良くわかっていませんでしたが、かなり理解が進みました。
CRI・ミドルウェアは、たくさんの著名なゲームに技術提供を行っているミドルウェアベンダーです。そこで私たちは彼らの製品デモや製品開発の説明を受けられました。それまで同社の製品にはあまりなじみがありませんでしたが、その内容は衝撃的で、特にαチャンネル付きの動画ファイル技術は未だに忘れられません。この技術はモバイルデバイス向けアプリ開発にとても有効だと思います。
ランド・ホーのプロデューサーは、デベロッパーとパブリッシャーについての知識や、会社としての課題や歴史について解説いただき、それらは自分たちが将来直面する可能性があるものでした。同社は起業した時は小さな案件を手がけていましたが、今では小規模から大規模まで、さまざまなサイズのゲームを開発しています。私たちは開発現場も訪れることができ、そこでアンリアルエンジンを用いたプロジェクトを拝見しました。実は自分が手がけている案件でもUDK(Unreal Development Kit)の使用を検討しており、彼らの仕事を観察することで、たいへん有意義な情報が得られました(そして実際には帰国後、UDKの使用を断念しました。というのも、それほどチームメンバーが多くなく、開発期間も1ヶ月しかなかったからです)。
Cygamesでは開発環境が本当に本当に素晴らしいものでした。たいへん眺望の良いオフィスで、アーティスト向けに最良のデバイスも支給されていました。夢のようです! アーティストがすばらしいイラストを描いている風景も見ました。ああ、まさに、こんな環境で自分も働きたいものです、
東京ゲームショウでは基調講演などを聴講できました。初日は「パズル&ドラゴンズ」の開発に関する話を伺い、そこでの話はたいへん示唆に富んでいました。大手企業のマネージャによる業界のトレンドに関するパネルディスカッションもありました。みな中国本土は将来的にたいへん重要な市場になると示唆していました。私は中国人で、家族が上海で投資会社を所有しているため、私にとって本当にすばらしいニュースでした。
二日目はインディゲーム開発者向けのイベント、センスオブワンダーナイトに出席しました。そこでたくさんの新しいアイディアが得られました。中でも「Museum of Simulation Technology」は印象的で、まったく素晴らしいものでした。終了後にはすべての開発者と会話することができました。彼らのうち3名は中国語が話せたのです。私は彼らのゲームの詳細や将来像について、数多くの詳しい質問をしました。私はまた会場で出展していたインディゲームのうち、約半分がUnityを使用していることを知りました。
終了後には多くのインディゲーム開発者と共に夕食に行きました。そこで多くの台湾からの参加者に会い、たいへん嬉しかったです。中国語で会話ができたのですから。私は彼らのゲームを通して、すぐに友人になりました。彼らはまたインディゲームに関して多くの情報を教えてくれました。たいへん素晴らしい夜でした。
私は「東方Project」の大ファンで、二次創作のゲームを作りました。三日目にはインディゲームコーナーで、「東方Project」のクリエイターのZUNさんが新作ゲームを発表されると聞き、ぜひともZUNさんを一目見ようとしました。しかし彼の発言が自分には理解できず、会場がたいへん混雑していたこともあって、少し哀しい気持ちになりました。
しかし、IGDAスカラーシップは本当に素晴らしいものでした。最終日に私たちは「Indie Stream」パーティに参加するため、SCEJAのビルを訪問しました。そこでZUNさんに直接お会いできたのです。そこで自分が作成した「東方Project」の二次創作ゲームをZUNさんに披露することもできました。そんな機会が得られるなんて、まったく予想もしていませんでした。私の東京ゲームショウの旅は忘れがたい幕切れとなりました。
私はまた東京を訪問中に幾つか有名な場所を観光しました。東京はとても印象的な都市です。人々はみな親切な人ばかりです。人がたくさんいるにもかかわらず、都市は清潔です。私はアニメや漫画、ゲームが大好きです。日本ではどこでも、それらを見ることができます。私は日本人はこれらの「ニュータイプ」な芸術を、他のどんな国よりも真剣に扱っていると思います。私はこの国のゲーム開発者をとりまく環境が大好きです。東京は私が訪れた中で最良の都市の一つです。将来1年か2年は東京ですごしたいと思いますし、今から真剣に、そのための計画を立てています。
最後にこのような素晴らしい機会を与えてくれたIGDA日本に改めて御礼を申しあげます。東京を離れるのが本当に辛いです。小野さん、藤本さん、他のすべての友人たち、ありがとうございました。私の人生の中で絶対にこの旅行を忘れることはないでしょう。
韩珒/デポール大学
First, I would like to thank IGDA Japan that gave me such a good opportunity to visit Japan. I’m a Chinese and I study in USA. This is the first time I visit Japan, and this trip gave me such a wonderful experience that I will never forget. It’s absolutely AWESOME!
During the trip, we visited several game studios, attended Tokyo Game Show, and had party with other game developers. I really learnt a lot from all of these nice event.
One of the best part is that we are able to visit 3 game studio in Tokyo, CRI middleware Co.,Ltd., LAND HO!.,CO.LTD., and Cygames Inc. We had chance to communicate with these companies directly. They showed us their products, shared the experience of managing the company, and allowed us to see their studio equipment and under-developing games. These three company range from middleware provider to game publisher, so the trip gave us an overall understanding of game industry. Before this trip, I had no idea how actual game industry was, but now I felt better.
CRI is a middleware company, a lot of games including many famous games are using their technology. They show the demo of their product, and their developers explained some details to us. I was not familiar with the products they made, but I’m still impressed by the Alpha movie technology which can play a movie with the alpha channel. I think this technology would be very useful especially on mobile devices.
The Producer from LAND HO! told us a lot about developer and publisher and some problems and stories of their company, which we may meet in the future. LAND HO! has multiple game titles, some are big projects, some are small, and their company is starting from doing something very small. We also visit their studio, we saw a game they were developing, using Unreal Engine. Because my own project are also plan to use UDK, I actually got a lot of information by observing what their stuff were doing. (And I decide not to use UDK for my own project after the trip, because we don’t have so many people, even we had spent a month on it)
Cygames has a really really awesome environment for the employees. They have a very nice office with awesome view, they also offer the artist best devices. That’s amazing! I saw illustrators painting some awesome pictures. Oh! I really want to work in that environment.
On TGS, we were able to attend the meeting. On the first day, we heard about the story of the creator of Puzzle and Dragons, his story is quite informative. The managers from several big companies discussed the trend of the game industry. They all mentioned that Chinese main land may be the most important market in the future. As I am a Chinese and my family has an investment company in Shanghai, it's a really good news for me.
On the second day, we attended Sense of Wonder Night, a festival for indie developer. It gave me a lot of new ideas. I was impressed by the game “Museum of Simulation Technology”, that game is really awesome. We got a change to talk with all the winner after that. Three of them can speak Chinese! I asked a lot of details about their game, and their future plans. I also noticed that over half of the indie game on TGS are using Unity3D as game engine.
After that we went to have dinner with many indie game maker, I’m glad that I met many people from Taiwan. We can communicate with Chinese. I tied their games and we soon become friends. They also shared many information about indie game with me. That was quite a nice night.
I am a big fan of Touhou project, and I made Touhou Douji Games. On the third day of TGS, the creator of the Touhou project ZUN announced his new release of Touhou game on indie game corner, I was manage to see him in real person, but I don't know what he was talking about and it was too crowded there, so I was a little sad at that time.
But here is what the IGDA scholarship is really awesome for! On the last day, we went to Sony Entertainment Indie Stream Party. On the SCE party, I met Mr.ZUN face to face! He was right there! I got the chance to talk with him! I took a photo with him, and show him some of my work on Touhou Douji Game, I never thought that I could get the chance to do so! This gave my trip to Tokyo Game Show an unforgettable ending.
I also visited several famous places in Tokyo during the time I was in Tokyo. Tokyo gave me such a very nice impression. People here are so nice. The whole city is so clean even it is very crowded. I love animation, manga and games. You can find them everywhere in Japan. I think Japanese treat these “New-Type” arts much seriously than any other country. I really like the environment for game industry here. Tokyo is one of the best cities I ever been. I must spend at least 1~2 years staying here in the future. I’m planning now, really!
At last, I really want thank IGDA Japan again for offering me such a nice chance. I really miss the wonderful time in Tokyo. Thank Mr.Ono, Mr.Masahito and all other friends! I won’t forget this trip in my life!
Han Jin / DePaul University
2013年10月11日金曜日
スカラーシップ感想文2013_12
初めての日本旅行は本当にすばらしいものでした。今回の旅行がこれからも一番お気に入りのものになるだろうと確信しています。ゲームを遊びながら育つなかで、日本のゲーム、中でもゲーム音楽は私を最も魅了してきました。率直にいって私のように日本の作曲者によるゲーム音楽を好む西洋人というのは、どこか変わり者ではないかと思います。東京を訪れて彼らの文化についてより深く学び、日本のゲーム開発を理解して強みにすることは、子どもの頃からの夢でした。
CRI・ミドルウェアを訪問したときは本当に興奮しました。私は「ソニックアドベンチャー」をはじめ、セガのゲーム開発に対するADXを通した深い貢献によって、同社にたいへん親しみを感じていたからです。会議室に足を踏み入れると、そのタイトル数にたいへん驚かされました。もっとも、彼らのムービーミドルウェアについては知りませんでした。オーディオとビジュアルの双方における卓越ぶりは、とても多彩で印象深いもので、自分自身のゲームオーディオ探求においても、絶対に考慮していくつもりです。
ランド・ホーでは、同社がさまざまな種類のゲームを開発していることを知りました。彼らのビジネス戦略はとてもスマートで的を得たものでした。彼らはゲーム開発だけでなく、エンタテインメント業界全体においても深く理解していました。同社は日本にいながらにして、世界市場について視野をめぐらせており、将来のビジネス戦略における先駆者となっているのです。
ランド・ホーが自分のゲーム開発におけるビジネスの知識を広げてくれた一方で、サイゲームスは違った方向で革新的な企業でした。ビジネス上の知見に長けているだけでなく、同社は社員と労働環境においても理解がありました。経営陣は社員のことを永続的に気にかけており、幸福さと、できるだけ良質なコンテンツを作りだそうとする意欲を高めるために最適なワークスペースを提供していました。今回のスタジオツアーで社内でお会いしたすべての人々は、自分たちの仕事をするうえでも、私たちと話をするうえでも、とても活動的に見えました。企業がそこで働く人々を単なる働く機械としてだけでなく、家族のように扱う姿勢扱っている姿勢を見て、とても勇気づけられました。
東京ゲームショウはたいへん壮大なものでした。私にとって、大規模なゲームコンベンションに参加したのは、これが初めてでした。私はアジアや西洋のゲーム市場に見識が深く、それらに奮起させられた、まったく途方もない人々や、才能のある人々にたくさんお会いしました。他のエンタテイメント産業以上に、ゲーム業界には心から幸せなコミュニティが存在することがわかりました。それこそが東京ゲームショウや他の巨大なコンベンションをとても偉大なものにする要因なのです。私は世界中のさまざまな地域で開発され販売された、さまざまな種類のゲームを遊びました。たとえ同じ種類の言語を話していなくても、私たちのゲームに対する情熱は言語の壁を越えるのです。何よりも重要なのはこのことであると、私は東京での体験の中で学びました。このような機会を与えてくれたIGDA日本に深く謝辞を申しあげると共に、スカラーシップの間、私のキャリアに対して親切にサポートしてくれた、書き切れないほどのメンターの皆様にも御礼を申しあげます。
ジェームス・ランディノ/バークリー音楽大学
My first trip to Japan was quite a memorable experience. Although I will surely return, I believe this will always be my favorite visit. While I grew up playing video games, Japanese game development fascinated me the most, particularly the music. Initially I thought I was strange that a westerner like myself preferred music written by Japanese composers. It has been my childhood dream to visit Tokyo to learn more about their culture and gain an understanding of Japanese game development.
I was quite excited when I visited CRI Middleware Co., Ltd. I was quite familiar with the company because of their heavy involvement in Sega titles using ADX, particularly the Sonic Adventure series. When I walked into their meeting room, I was pleasantly surprised by the volume of games they have worked on. However, I did not know about their video middleware. Their expertise in both audio and visuals impressed me with their versatility, and I will surely consider them in my own game audio endeavors.
While visiting Land Ho games, I noticed the amount of different kinds of games they have developed. Their business strategies are very smart and accurate. They not only have a strong understanding of game development, but the entertainment industry as well. Even though they are located in Japan, they figured out the international game market and are innovators of future business strategies.
While Land Ho broadened my knowledge of the business in game development, Cygames, Inc. was innovative in a different way. More than just possessing knowledge in business, Cygames, Inc. understands people and the working environment. Their management takes care of their employees eternally, giving them a happy and suitable workplace where they are motivated to create the best content possible. All of the people I met at the company seemed the most excited to be working at their job and meeting us. It’s very encouraging to see companies that treated their co-workers like family, rather than just a machine.
The Tokyo Game Show was quite a spectacle. It was my first time ever at a large video game convention. I met many amazing and talented people who were inspiring and knowledgeable in the the Asian and western game markets. It really showed me that more than any other entertainment industry, video game development has the genuinely happiest community. That is what makes Tokyo Game Show and every other large convention so incredible. I played many kinds of games that were developed and published from many corners of the globe. Even though we many not always speak the same languages, our passion for video games surpassed all barriers. More importantly than anything else, this is what I will take from my experience in Tokyo the most. I am extremely grateful to IGDA Japan for this opportunity, as well as the endless list of mentors I met over the week who graciously support my career.
James Landino/Berklee College of Music
*日本語翻訳 IGDA日本 Translated by IGDA Japan
CRI・ミドルウェアを訪問したときは本当に興奮しました。私は「ソニックアドベンチャー」をはじめ、セガのゲーム開発に対するADXを通した深い貢献によって、同社にたいへん親しみを感じていたからです。会議室に足を踏み入れると、そのタイトル数にたいへん驚かされました。もっとも、彼らのムービーミドルウェアについては知りませんでした。オーディオとビジュアルの双方における卓越ぶりは、とても多彩で印象深いもので、自分自身のゲームオーディオ探求においても、絶対に考慮していくつもりです。
ランド・ホーでは、同社がさまざまな種類のゲームを開発していることを知りました。彼らのビジネス戦略はとてもスマートで的を得たものでした。彼らはゲーム開発だけでなく、エンタテインメント業界全体においても深く理解していました。同社は日本にいながらにして、世界市場について視野をめぐらせており、将来のビジネス戦略における先駆者となっているのです。
ランド・ホーが自分のゲーム開発におけるビジネスの知識を広げてくれた一方で、サイゲームスは違った方向で革新的な企業でした。ビジネス上の知見に長けているだけでなく、同社は社員と労働環境においても理解がありました。経営陣は社員のことを永続的に気にかけており、幸福さと、できるだけ良質なコンテンツを作りだそうとする意欲を高めるために最適なワークスペースを提供していました。今回のスタジオツアーで社内でお会いしたすべての人々は、自分たちの仕事をするうえでも、私たちと話をするうえでも、とても活動的に見えました。企業がそこで働く人々を単なる働く機械としてだけでなく、家族のように扱う姿勢扱っている姿勢を見て、とても勇気づけられました。
東京ゲームショウはたいへん壮大なものでした。私にとって、大規模なゲームコンベンションに参加したのは、これが初めてでした。私はアジアや西洋のゲーム市場に見識が深く、それらに奮起させられた、まったく途方もない人々や、才能のある人々にたくさんお会いしました。他のエンタテイメント産業以上に、ゲーム業界には心から幸せなコミュニティが存在することがわかりました。それこそが東京ゲームショウや他の巨大なコンベンションをとても偉大なものにする要因なのです。私は世界中のさまざまな地域で開発され販売された、さまざまな種類のゲームを遊びました。たとえ同じ種類の言語を話していなくても、私たちのゲームに対する情熱は言語の壁を越えるのです。何よりも重要なのはこのことであると、私は東京での体験の中で学びました。このような機会を与えてくれたIGDA日本に深く謝辞を申しあげると共に、スカラーシップの間、私のキャリアに対して親切にサポートしてくれた、書き切れないほどのメンターの皆様にも御礼を申しあげます。
ジェームス・ランディノ/バークリー音楽大学
My first trip to Japan was quite a memorable experience. Although I will surely return, I believe this will always be my favorite visit. While I grew up playing video games, Japanese game development fascinated me the most, particularly the music. Initially I thought I was strange that a westerner like myself preferred music written by Japanese composers. It has been my childhood dream to visit Tokyo to learn more about their culture and gain an understanding of Japanese game development.
I was quite excited when I visited CRI Middleware Co., Ltd. I was quite familiar with the company because of their heavy involvement in Sega titles using ADX, particularly the Sonic Adventure series. When I walked into their meeting room, I was pleasantly surprised by the volume of games they have worked on. However, I did not know about their video middleware. Their expertise in both audio and visuals impressed me with their versatility, and I will surely consider them in my own game audio endeavors.
While visiting Land Ho games, I noticed the amount of different kinds of games they have developed. Their business strategies are very smart and accurate. They not only have a strong understanding of game development, but the entertainment industry as well. Even though they are located in Japan, they figured out the international game market and are innovators of future business strategies.
While Land Ho broadened my knowledge of the business in game development, Cygames, Inc. was innovative in a different way. More than just possessing knowledge in business, Cygames, Inc. understands people and the working environment. Their management takes care of their employees eternally, giving them a happy and suitable workplace where they are motivated to create the best content possible. All of the people I met at the company seemed the most excited to be working at their job and meeting us. It’s very encouraging to see companies that treated their co-workers like family, rather than just a machine.
The Tokyo Game Show was quite a spectacle. It was my first time ever at a large video game convention. I met many amazing and talented people who were inspiring and knowledgeable in the the Asian and western game markets. It really showed me that more than any other entertainment industry, video game development has the genuinely happiest community. That is what makes Tokyo Game Show and every other large convention so incredible. I played many kinds of games that were developed and published from many corners of the globe. Even though we many not always speak the same languages, our passion for video games surpassed all barriers. More importantly than anything else, this is what I will take from my experience in Tokyo the most. I am extremely grateful to IGDA Japan for this opportunity, as well as the endless list of mentors I met over the week who graciously support my career.
James Landino/Berklee College of Music
*日本語翻訳 IGDA日本 Translated by IGDA Japan
2013年10月10日木曜日
スカラーシップ感想文2013_11
私は念願かなって日本にIGDAのスカラーシップの一員として訪れるという僥倖を得ました。私は現在テキサス州立大学の二年生で、録音技術を勉強しており、ゲームのサウンドデザイナーと作曲家を志望しています。私はソニック・ザ・ヘッジホッグ、クロノトリガー、ゼノサーガなど、日本のゲームにどっぷり浸かって育ちました。そして子供の頃から日本のゲーム業界で働くことを夢に描いています。
初日はスタジオツアーに参加しました。最初に訪れたCRI・ミドルウェアはセガサターンの時代に遡ることができる最初期のミドルウェアベンダーの一つです。私は子供の頃から彼らが作り上げてきたゲームを通してADXフォーマットに慣れ親しんでおり、大好きだったゲームのサウンドで重要な役割を果たしてきた技術を生み出してきたスタジオの訪問はとても刺激的でした。スタジオはとてもフォーマルな雰囲気で、社内のスタッフはみな百戦錬磨で高いプロ意識を持っていました。私たちはミドルウェアのデモと説明を受けましたが、それらは同社の業界における大きな役割と同じくらい衝撃的でした。会社を退出する際、たいへん親切なことに私たちはADX2の解説書をいただきました。私はADX2がWWISEやFMODといった西洋のミドルウェアとどのように互していくのか大変興味があり、じっくり追いかけていきたいと思います。
次に伺ったのはランド・ホーです。私の同社に対する事前情報はわずかなものでしたが、彼らは多くのゲームでクレジットされている、とても洗練されたデベロッパーでした。自分が一番興味を覚えたのは、彼らが非常に幅広いジャンルやスタイルでゲームをつくっていたことと、パブリッシャーが特定のジャンルでゲームを発注したくなるように自分たちの業界内のポジションを明確にさせていたことです。同社の深田崇裕さんはパブリッシャーとデベロッパーの仕事の違いや、業界内での同社の立ち位置について説明した後で、社内を見学させてくれました。私は開発中の「クリムゾンドラコ」の最新ビルドをプレイできました。本作は「パンツァードラグーン」オリジナル版の開発者によってディレクションされており、プレイできることは大変な名誉でした。しかしながら、私が同社で最も学んだことは、西洋の開発者が日本企業の開発ラインで働こうとする際に直面する障壁がたくさんあるという事実でした。日本語を流暢に話すことはとても重要だということです。特に開発チームの結束力が重要になる追い込み時期では、すべての開発スタッフがゴールを共有するためにも、このことが求められるのです。
最後に訪れたのはCygamesでした。同社の開発環境はまるでアメリカの企業のようでした。開発室はゆったりとしており、開発者は仕事に集中できるように、たっぷりとしたスペースを与えられていました。机はとても広々としており、アーティストには、これまで見た中で一番大きな液晶ペンタブレットが与えられていました。モバイルゲームに特化している会社がこれほど大規模で、さまざまな役割をこなせるスタッフを抱えていることは衝撃できでした。スタッフとのディスカッションでは、同社のタイトルに中には市場で大きく成功しているものがあることと、日本のゲーム業界がモバイルに大きくシフトしていることが説明されました。
翌日は東京ゲームショウのビジネスデイに参加しました。はじめに基調講演でソニーのPS4のデモと、パズル&ドラゴンズを開発したガンホーのメイン開発者のトークイベントを聞きました。トークイベントはカジュアルなインタビュー以上のもので、日本のモバイルゲーム開発者は私たちのような西洋人がモバイルゲームに抱くメンタリティ以上の展望を抱いていることに気づきました。
続いて東アジアの新興市場におけるパネルディスカッションに参加しました。そこでは様々な国々の企業のCEOが登壇し、各々の国での成功と挑戦、そしてグローバル市場で与えうる影響などについて議論が行われました。アメリカでは事実上、これらの大成功した市場に対して接触をしていないため、西洋人である私が議論を聞いていることは魅惑的でした。自分のゲーム産業における見通しが大きく揺さぶられるとともに、将来もっと多くの東アジアのゲーム開発者とあって話をしたいと感じさせました。
TGSの二日目は自由にゲームをして回ることができました。そして自分が子供の頃に遊んだゲームを作り出した、様々なクリエイターと会う機会がありました。中裕司さん、光吉 猛修さん、名越稔洋さんにもお会いできました。TGSに出展された様々なゲームの探索が終了後、私たちは小林秀聡さんと素晴らしいディナーをとる機会に恵まれました。小林さんはセガのゲーム音楽家の一人で、一番有名な作品はおそらく「ファンタシースターオンライン」シリーズでしょう。そこで日本のゲーム音楽家がゲーム会社の社内スタジオ内でどのように働いており、将来どのようになっていくか、展望が得られました。その夜はインディゲーム開発者向けの国際パーティにも参加しました。世界中のインディゲーム開発者に会うことができ、たいへん興奮しました。ドイツや東アジアからの参加者もあり、ディスカッションではそれらの市場について学びました。
TGSの最終日には一般公開日にも参加し、それはちょっとした冒険でした。一般公開日はとても開放的で混雑しており、興味深い体験でした。その夜、私たちはSCEJAのスタジオで開催されたインディゲーム開発者向けのパーティに参加しました。私は子どもの頃に遊んだゲームを作った、業界で重要な開発者がこんなにもたくさん、インディゲーム市場にいるとは思いませんでした。稲船敬二さんはロックマンシリーズの生みの親ですが、パネルディスカッションに出席し、「Mighty
No.9」と日本のインディシーンについて議論されました。こうした人々とお会いして、将来日本のゲーム業界の一員になれるかもしれないという展望が得られ、興奮しました。
日本語をしっかりと理解できない状態で日本に滞在することは、興味深い体験でした。出国前に勉強していたにもかかわらず、私は日本には英語が話せる人がもっといるだろうという先入観を抱いていました。しかし、TGSですら英語を話せる人は希少でした。プレゼンテーションやパネルディスカッションなどで通訳を務めていただいたすべての方々に深く御礼を申しあげます。自分も日本語をこれから本当に上達させたいですし、それによって新しい友人や仲間たちとより深くコミュニケーションできるでしょう。
小野憲史さん、矢澤竜太さん、藤本正仁先生、IGDA、高田アレックス、都マリア、そして言語の壁を越えてこんなにもすばらしい機会を与えてくれたすべての人々に深く感謝します。私は日本を去るにあたって、日本のゲーム産業に関するとても広い視野を持ち、日本で働く上でどのように自分を上達させていけば良いか、知ることができました。日本は本当にたくさん親切な方々がいる、とても美しい国です。再び日本を訪れること、そしてすべての新しい友人や仲間達と関係を保ち続けたいと思っています。
ジャメソン・サットン/テキサス州立大学
I
was granted an amazing opportunity to visit Japan as part of a scholarship
program with IGDA. I am currently a
senior at Texas State University
studying Sound Recording Technology and wish to become a sound designer and
composer for videogames. I grew up
playing a ton of Japanese videogames, such as Sonic the Hedgehog, Chrono
Trigger and Xenogears, and it has been my dream since I was a child to work in
the Japanese game industry.
The
first day with IGDA we got to participate in tours of various studios. The
first studio, CRI Middleware Inc. was one of the earliest middleware solutions dating back to
the SEGA Saturn. I was familiar with the
ADX format they created from various hobbies I had as a kid, so it was exciting
to visit a studio that had played such a pivotal role in the audio of some of
my favorite games. The studio had a very
formal vibe, and everyone at the company was very seasoned and professionally
minded. We were given a demo and explanation of their software, as well as the
impact their company has had on the industry at large. As we departed, we were graciously
provided us with documentation on their ADX2 software. I am really excited to investigate in-depth
how ADX2 compares to the western middleware solutions WWISE and FMOD.
The
second place we visited was LAND HO! CO., LTD. I didn't know much about Land Ho prior to visiting; however they were a
very established developer with many titles to their credit. What intrigued me most about their business
is that they developed for such a wide array of genres and styles, and that
they positioned themselves as a company that publishers could hire to develop a
specific type of game for. Takahiro
Fukada gave us an explaination to the roles of publishers and developers and
what their company's role was in the industry, and proceeded to give us a tour
of their studio. I actually got the
chance to play the build of their current title, Crimson Dragon, being
instructed by none other than one of the original developers of Panzer Dragoon,
which was an extreme honor. One of the
most interesting things I learned at Land Ho however was that there are many
obstacles that face a Westerner trying to get into in the development process
at a Japanese company. Fluency in
Japanese is very important, especially during the critical crunch periods where
strong team communication skills are required in order for everyone to reach
the same goal.
The
last developer we visited was Cygames, Inc. The environment at Cygames reminded
me more of studios I've visited here in America . It was a very free environment and their
employees had a lot of room to experiment and work. The desks were very spacious, and they had
possibly the biggest tablet monitors I've ever seen in my life for their
artists. It was surprising to me that a
company that specialized in mobile games had such a large and multi-faceted
staff. In the discussion he explained to
us the success of some of their titles and how thriving the mobile market is in
Japan
right now.
The
following day we attended business day at TGS. Our first stop was the keynote address, which
consisted of a demo of Sony's Playstation 4 and a talkshow interview with the
main developer of GungHo's Puzzles & Dragons. It was more of a casual interview; however it
gave me even more perspective on the very western mentality of mobile Japanese
developers.
We
then returned for a panel on the emerging game industry in the East Asian
markets, which featured game developer CEOs from various different East Asian
countries discussing the successes and challenges of their companies and the
impact of their industries on the global market. It was a fascinating
discussion for a westerner to listen in on, as in America we have virtually no
exposure to these emerging and extremely successful industries. It widened my perspective as to where viable
opportunities in the game industry may originate from and I am very excited to
meet more East Asian developers in the future.
On
the second day of TGS, we were allowed to roam the convention freely, and doing
so I got the chance to briefly meet many individuals that created the games I
played growing up, such as Yuji Naka, Takenobu Mitsuyoshi, and even Toshihiro
Nagoshi. After experiencing many of the
titles being presented at TGS, we then had the chance to have a wonderful
dinner with Hideaki Kobayashi, one of the house composers at SEGA perhaps best
known for his work on the Phantasy Star Online series. There I got a bit of an
inside perspective on what it is like working at a in-house audio studio in Japan . In the
evening we then got to attend an Indie International party. I was very excited to get to meet indie
developers from all over the world, from Germany to even the East Asian
markets I learned about from the panel.
Finally,
on the fourth day of TGS I attempted to adventure through public day, which was
an interesting experience due to how radically more crowded the show was to the
public. That evening we got to
participate in another indie developer party at SCE's office. I had no idea so many of the key developers
of the franchises I played growing up were in the Indie market now. Keiji Inafune, the creator of Megaman, was
part of a panel where they were discussing Mighty No. 9 and the indie scene in Japan . Meeting these individuals really gave me a
lot of perspective on where I might be able to fit into the Japanese game
industry going forward and I am very excited for what the future has to hold.
Being
in Japan
without a solid understanding of Japanese was an interesting experience. Although I had been studying before leaving,
I had a preconception that the country was more bilingual than I expected. Even at TGS itself bilingual speakers were
hard to come by. I was extremely grateful for all the interpreters we had
during the trip to help us understand the presentations and panels we attended.
I really wish to improve my Japanese so I can properly communicate with all of
my new friends and colleagues.
I
really want to thank Mr. Kenji Ono, Mr. Ryuta Yazawa, Mr. Masahito Fujihara,
IGDA, Alix Sharp, Maria Miyako and all of the other scholars for helping with
the language barrier and giving me such an amazing opportunity. I feel leaving I now have a very wide
perspective of the Japanese game industry and know how I should proceed to
attempt to find work in that market. Japan was a
beautiful country with extremely caring people and I hope to visit again and
stay in touch with all of my new friends and colleagues.
Jameson Sutton / Texas State University
*日本語翻訳 IGDA日本 Translated by IGDA Japan
2013年10月8日火曜日
スカラーシップ感想文2013_10
私はクイーンズランド工科大学でゲームデザインを学んでいるMaria Miyakoです。今回のスカラーシップで経験したことを紹介します。
CRI・ミドルウェア
CRI・ミドルウェアはムービーやサウンドの事ならなんでもござれ、ゲームのムービーやサウンドに必要な技術を手掛け、そのゲームのクオリティを上げる、正に縁の下の力持ちなゲーム会社です。
会議室に入ってまず目に入ったのはでっかいテレビ2台とXBOX360とWiiとプレステ3の本体です。すぐ左を見るとゲーム屋さんなみに、たくさんのゲームソフトが棚に並べられていました。全てCRI・ミドルウェアが手伝ったゲームなんだそうです。(設立してから今まで2609 本(2013/09/01時点) のゲームを手伝っているそうですよ、すごい数ですね~。)「ドラゴンボールZ」に「ストリートファイター」に「モンスターハンター」に「ぷよぷよ」に「大神」に「ルーンファクトリー」、もう知ってるゲームばっかりです!
講義ではこの会社がやっていること、そして自社が開発し実際に使っている二つのソフトの紹介をしてくれました。それはゲームソフトでもハードウェアでもない、高機能ムービー再生ミドルウェアの「CRI Sofdec2」とオール・イン・ワン型オーディオソリューションの「CRI ADX2」です。彼らはこれらを使ってムービーの部分再生をしたり、動画の重ね合わせ再生をしたり、動画のスライドパズルを作ったり、ゲームのサウンドを簡単に編集されたりしていました。個人的には動画のスライドパズルが面白そうでしたね。このミドルウェアはコンシューマーゲームだけではなくスマートフォンにも使えるそうです。
いいな~私もこんなミドルウェア使えたらいいな~と思ったら、最後にプレゼントとして「CRI ADX2」の本をもらっちゃいました。さすがCRI・ミドルウェア、ふとっぱらですね!
ランド・ホー
ランド・ホーはコンシューマーやモバイルゲームはもちろん、なんとNHKの番組制作までやっちゃっているバラエティ豊かなゲーム会社です。
現在はドラゴンに乗って世界を駆け巡る「Crimson Dragon」を鋭意製作中なんですが、なんと私たちはテストプレイをやらせていただきました!操作するドラゴンはとてもスピーディでグラフィックもとってもかっこいい、背景とかもよく作り込まれていて、新しい仕掛けやマップが登場するたび私たちは「おおーっ!」と盛り上がっちゃいました。他の方々が「Crimson Dragon」遊んでいる間、後ろを振り向くとそこは「Crimson Dragon」の開発現場。ゲームのテストプレイをして疑問に思った事をメモする人、移動できるマップのルートに悩む人、ドラゴンの3Dのモデルをせっせと作ってる人、そんなゲーム開発者たちの真剣な表情でゲームを作っている所を拝む事が出来ました。
そしてここではゲーム会社における2つの役割について教わりました、それはゲームを作る人とゲームを宣伝する人たちの事です。彼らが言うにはゲームを宣伝する人はゲームを作る人と同じくらい会社にとって大事だという事です。なぜならどんなに面白いゲームでも宣伝をしないと全く売れないからだそうです。(こんなに面白そうなのにびっくりです。)ゲームが売れるためには面白いゲームを作る人とそのゲームの面白さをうまく人々に表現できる人、両方とも必要なんですね~。勉強になりました。
Cygames
Cygamesは綺麗なイラストが入ったカードで遊ぶ「神撃のバハムート」を作っているゲーム会社です。
ここではイラストレーターさんたちがゲームのイラストを描いている実際の現場を見せてもらいました。イラストレーターが働く部屋はイラストを描く時目をチカチカさせないよう部屋を暗くしたり、液晶ペンタブレットや複数のディスプレイなどの高い機材も会社から出し惜しみなく提供されていて、正にイラストを描くための環境が整っていると思いました。(こっそりイラストレーターさんが手がけている絵や背景を見ましたが、もうめっちゃキレイでかっこいいです。ああいう絵、私も描いてみたいな~!)
これはここの社長さんが、社員たちがゲームを気持ちよく作れる、環境のいい場所にしようと心がけているからだそうです。ゲーム会社で働きたい身としては結構うれしい事ですね。私もそういう社員を大切にする会社で働いてみたいものです。
東京ゲームショウ
東京ゲームショウではセンス・オブ・ワンダーナイト2013という新しいゲームジャンルやアイデアを開拓し、その可能性を観客たちに「魅せる」イベントを見に行きました。特に興味を持ったのは「チュー太とふしぎな洞くつ」で使用するやわらかい不思議なコントローラー「やわらかローラー」(←聞いてみた所、名前がないそうなので勝手に命名、後で触らせてもらってぷにょーとした感じが気持ちよかったです)、四角いブロックの「ボクセル」を使って自分の好きな宇宙船をドット絵風に作り、その宇宙船を操作できる「Space Qube」(個人的にドット絵大好きなので)、大きい魚を釣るためとことん待つゲーム「TSURI」(プレゼンがとても面白かったです)、他にもいろいろあってどれも面白いアイデアだなと思いました。いろんな方面からゲームを見つめることによって、少しですが新しいゲームのアイデアを思いつくことが出来ましたので家に帰ったら早速作りたいと思います。
たくさんの制作者さんとの出会い
ゲームショーが終わった後、私たちはたくさんの有名なゲーム制作者たちが集う「INDIE STREAM」パーティに参加しました。有名なゲーム制作者に会えるこのパーティですが、私はあまりゲーム制作者に詳しくありません。どうしようかと悩んでいる時、もう一人のメンバーは私とは逆の事で悩んでいて、有名なゲーム制作者がわかるのに日本語がうまく話せず困っていました。お互いの利害が一致し、私たちは一時的にコンビを組み、私は彼に有名なゲーム制作者を教えてもらい、その人に彼が言いたいことを私が通訳する事になりました。
「わー!この人東方を作った人だー!」「わー!428の作曲家の人だー!」と彼はまるで子供の頃に戻ったように目をキラキラさせていました。(私は個人的にSmokingWolfさんが制作した「片道勇者」の英語の翻訳をされている方に会えてうれしかったです。)
そんなたくさんの有名なゲーム制作者さんたちに会えた事に満喫している中、最後に会ったのはロックマンを作った稲船敬二さんでした。もう一人のメンバーは稲船敬二さんの大ファンで、他の人ではあんなに流暢に話していたのに彼の前だけすごく緊張していました。少しお話をして、名刺を交換し、ツーショットを取って別れた後、緊張がほぐれたのか座り込んでずっと下を向いていました。もうずっと「ここに来て良かった、すごく良かった」、「今が一番幸せな時かもしれない」と言って長い間感動していました。ここまで人を感動させる稲船敬二さんってすごい人だなと思いました。
さいごに
5日間という短い間だったにもかかわらず、覚える事がたくさんあって私の中ではすごく長いように感じました。こんな有意義なツアーを考えてくださった小野憲史さん、その他にもこのツアーに同伴してくれた藤原正仁さんと矢澤竜太さん、本当にありがとうございました。私たちはこのツアーで体感したこの5日間の事を決して忘れる事はないでしょう。
Maria Miyako/クイーンズランド工科大学
*日本文・英文とも
Land Ho!
Land Ho! is a game developing company which not only works on the consumer and mobile game but also working on NHK TV program production.
They are currently developing “Crimson Dragon” which the player is riding on the dragon and flies around the world. This game was planned to be played at Tokyo Game Show 2013 but they let us test play the game beforehand! The dragons were very speedy and graphic was made in high standard 3D model. The stages were very detailed and we were excited when new gimmicks and stages had appeared. While other scholars were playing the game, I turned around and saw the development scene. I saw the serious faces of developers who were testing the game and noted some problems and improvement ideas, considering the route of the stages and manufacturing 3D models of dragons.
In the conference, I learnt about 2 roles of game company; one is developing the game and the other one is promoting the game. They told me that promoting the game is important as developing the game. No matter how interesting the game is, it would never be sold if they did not promote the game. (I couldn’t believe it. After all, the game seemed very impressive.) In order to sell the game, we need both staffs that develop fun games as well as staff who can appeal the fun part of the game. I have learned the lesson.
Cygames
Cygames is a game developing company who created “Rage of Bahamut”, a mobile social card game that uses beautiful graphics cards.
CRI・ミドルウェア
CRI・ミドルウェアはムービーやサウンドの事ならなんでもござれ、ゲームのムービーやサウンドに必要な技術を手掛け、そのゲームのクオリティを上げる、正に縁の下の力持ちなゲーム会社です。
会議室に入ってまず目に入ったのはでっかいテレビ2台とXBOX360とWiiとプレステ3の本体です。すぐ左を見るとゲーム屋さんなみに、たくさんのゲームソフトが棚に並べられていました。全てCRI・ミドルウェアが手伝ったゲームなんだそうです。(設立してから今まで2609 本(2013/09/01時点) のゲームを手伝っているそうですよ、すごい数ですね~。)「ドラゴンボールZ」に「ストリートファイター」に「モンスターハンター」に「ぷよぷよ」に「大神」に「ルーンファクトリー」、もう知ってるゲームばっかりです!
講義ではこの会社がやっていること、そして自社が開発し実際に使っている二つのソフトの紹介をしてくれました。それはゲームソフトでもハードウェアでもない、高機能ムービー再生ミドルウェアの「CRI Sofdec2」とオール・イン・ワン型オーディオソリューションの「CRI ADX2」です。彼らはこれらを使ってムービーの部分再生をしたり、動画の重ね合わせ再生をしたり、動画のスライドパズルを作ったり、ゲームのサウンドを簡単に編集されたりしていました。個人的には動画のスライドパズルが面白そうでしたね。このミドルウェアはコンシューマーゲームだけではなくスマートフォンにも使えるそうです。
いいな~私もこんなミドルウェア使えたらいいな~と思ったら、最後にプレゼントとして「CRI ADX2」の本をもらっちゃいました。さすがCRI・ミドルウェア、ふとっぱらですね!
ランド・ホー
ランド・ホーはコンシューマーやモバイルゲームはもちろん、なんとNHKの番組制作までやっちゃっているバラエティ豊かなゲーム会社です。
現在はドラゴンに乗って世界を駆け巡る「Crimson Dragon」を鋭意製作中なんですが、なんと私たちはテストプレイをやらせていただきました!操作するドラゴンはとてもスピーディでグラフィックもとってもかっこいい、背景とかもよく作り込まれていて、新しい仕掛けやマップが登場するたび私たちは「おおーっ!」と盛り上がっちゃいました。他の方々が「Crimson Dragon」遊んでいる間、後ろを振り向くとそこは「Crimson Dragon」の開発現場。ゲームのテストプレイをして疑問に思った事をメモする人、移動できるマップのルートに悩む人、ドラゴンの3Dのモデルをせっせと作ってる人、そんなゲーム開発者たちの真剣な表情でゲームを作っている所を拝む事が出来ました。
そしてここではゲーム会社における2つの役割について教わりました、それはゲームを作る人とゲームを宣伝する人たちの事です。彼らが言うにはゲームを宣伝する人はゲームを作る人と同じくらい会社にとって大事だという事です。なぜならどんなに面白いゲームでも宣伝をしないと全く売れないからだそうです。(こんなに面白そうなのにびっくりです。)ゲームが売れるためには面白いゲームを作る人とそのゲームの面白さをうまく人々に表現できる人、両方とも必要なんですね~。勉強になりました。
Cygames
Cygamesは綺麗なイラストが入ったカードで遊ぶ「神撃のバハムート」を作っているゲーム会社です。
ここではイラストレーターさんたちがゲームのイラストを描いている実際の現場を見せてもらいました。イラストレーターが働く部屋はイラストを描く時目をチカチカさせないよう部屋を暗くしたり、液晶ペンタブレットや複数のディスプレイなどの高い機材も会社から出し惜しみなく提供されていて、正にイラストを描くための環境が整っていると思いました。(こっそりイラストレーターさんが手がけている絵や背景を見ましたが、もうめっちゃキレイでかっこいいです。ああいう絵、私も描いてみたいな~!)
これはここの社長さんが、社員たちがゲームを気持ちよく作れる、環境のいい場所にしようと心がけているからだそうです。ゲーム会社で働きたい身としては結構うれしい事ですね。私もそういう社員を大切にする会社で働いてみたいものです。
東京ゲームショウ
東京ゲームショウではセンス・オブ・ワンダーナイト2013という新しいゲームジャンルやアイデアを開拓し、その可能性を観客たちに「魅せる」イベントを見に行きました。特に興味を持ったのは「チュー太とふしぎな洞くつ」で使用するやわらかい不思議なコントローラー「やわらかローラー」(←聞いてみた所、名前がないそうなので勝手に命名、後で触らせてもらってぷにょーとした感じが気持ちよかったです)、四角いブロックの「ボクセル」を使って自分の好きな宇宙船をドット絵風に作り、その宇宙船を操作できる「Space Qube」(個人的にドット絵大好きなので)、大きい魚を釣るためとことん待つゲーム「TSURI」(プレゼンがとても面白かったです)、他にもいろいろあってどれも面白いアイデアだなと思いました。いろんな方面からゲームを見つめることによって、少しですが新しいゲームのアイデアを思いつくことが出来ましたので家に帰ったら早速作りたいと思います。
たくさんの制作者さんとの出会い
ゲームショーが終わった後、私たちはたくさんの有名なゲーム制作者たちが集う「INDIE STREAM」パーティに参加しました。有名なゲーム制作者に会えるこのパーティですが、私はあまりゲーム制作者に詳しくありません。どうしようかと悩んでいる時、もう一人のメンバーは私とは逆の事で悩んでいて、有名なゲーム制作者がわかるのに日本語がうまく話せず困っていました。お互いの利害が一致し、私たちは一時的にコンビを組み、私は彼に有名なゲーム制作者を教えてもらい、その人に彼が言いたいことを私が通訳する事になりました。
「わー!この人東方を作った人だー!」「わー!428の作曲家の人だー!」と彼はまるで子供の頃に戻ったように目をキラキラさせていました。(私は個人的にSmokingWolfさんが制作した「片道勇者」の英語の翻訳をされている方に会えてうれしかったです。)
そんなたくさんの有名なゲーム制作者さんたちに会えた事に満喫している中、最後に会ったのはロックマンを作った稲船敬二さんでした。もう一人のメンバーは稲船敬二さんの大ファンで、他の人ではあんなに流暢に話していたのに彼の前だけすごく緊張していました。少しお話をして、名刺を交換し、ツーショットを取って別れた後、緊張がほぐれたのか座り込んでずっと下を向いていました。もうずっと「ここに来て良かった、すごく良かった」、「今が一番幸せな時かもしれない」と言って長い間感動していました。ここまで人を感動させる稲船敬二さんってすごい人だなと思いました。
さいごに
5日間という短い間だったにもかかわらず、覚える事がたくさんあって私の中ではすごく長いように感じました。こんな有意義なツアーを考えてくださった小野憲史さん、その他にもこのツアーに同伴してくれた藤原正仁さんと矢澤竜太さん、本当にありがとうございました。私たちはこのツアーで体感したこの5日間の事を決して忘れる事はないでしょう。
Maria Miyako/クイーンズランド工科大学
*日本文・英文とも
My name is Maria Miyako and I am currently studying Masters of IT, major in Game Design in Queensland University of Technology. I would like to introduce my experience in TGS scholarship.
CRI Middle Ware Inc.
CRI Middle Ware Inc. is a game developing company which is an expert of creating movie and game audio. They assist other game developing companies by enhancing the quality of their game using its movie and sound technology.
CRI Middle Ware Inc.
CRI Middle Ware Inc. is a game developing company which is an expert of creating movie and game audio. They assist other game developing companies by enhancing the quality of their game using its movie and sound technology.
When I entered the conference room, what I first saw were 2 big televisions, game consoles such as Xbox 360, Wii and Play Station 3. When I turned left, there were tons of video games displayed on the shelf. Those video games on the shelf are all the games that the CRI Middle Ware had cooperated with. (According to the company, they have previously cooperated and created 2609 games titles in between Sep 9, 2013 from establishment. Don’t you think that’s a lot!) “Dragon Ball Z”, “Street Fighter”, “Monster Hunter” , “Puyo Puyo”, “Ōkami ” and “Rune Factory”. WOW, I KNOW ALL THOSE GAMES!
On the conference, they have introduced their activities as well as 2 devices which they have developed and also been used for their development. Those 2 devices are neither “soft”ware nor “hard”ware; it is a high-end “middle”ware named “CRI Sofdec2” which is for playing movies in multiple purpose and “CRI ADX2” which is for editing the audio sound. They introduced some of the demos such as playing alpha movies, playing multiple movies in one screen, movie slide puzzle and editing game audio really easily. The most interesting demo I think it was is the movie slide puzzle. You can see the anime while you’re playing the game. This middleware can be used not only in console games but can also be used in smartphone games.
“I wish if I could use such middleware…”, while I was thinking like that, CRI Middle Ware gave us a book of “CRI ADX2” as the present at the end of the conference. CRI Middle Ware, you’re the best!
Land Ho!
Land Ho! is a game developing company which not only works on the consumer and mobile game but also working on NHK TV program production.
They are currently developing “Crimson Dragon” which the player is riding on the dragon and flies around the world. This game was planned to be played at Tokyo Game Show 2013 but they let us test play the game beforehand! The dragons were very speedy and graphic was made in high standard 3D model. The stages were very detailed and we were excited when new gimmicks and stages had appeared. While other scholars were playing the game, I turned around and saw the development scene. I saw the serious faces of developers who were testing the game and noted some problems and improvement ideas, considering the route of the stages and manufacturing 3D models of dragons.
In the conference, I learnt about 2 roles of game company; one is developing the game and the other one is promoting the game. They told me that promoting the game is important as developing the game. No matter how interesting the game is, it would never be sold if they did not promote the game. (I couldn’t believe it. After all, the game seemed very impressive.) In order to sell the game, we need both staffs that develop fun games as well as staff who can appeal the fun part of the game. I have learned the lesson.
Cygames
Cygames is a game developing company who created “Rage of Bahamut”, a mobile social card game that uses beautiful graphics cards.
In here, we were able to see the real development scene where the illustrators draw the graphics of the game. Unlike other offices, the office in here is rather dark. This is to prevent illustrator’s eyes from getting hurt. Also in each table, graphic pen tablet and multiple displays were provided by the company. I thought this would be a perfect place for drawing illustrations! (I’ve peeked inside and looked at their illustrations and background drawings, there were all very beautiful and polished. I wish I could draw such illustrations.)
The president here has its own motto, “The best game is created within best environment!”. This is very happy news for the person who wants to work in game studio. I would like to work in such company where they value their employees.
Tokyo Game Show
We went to see “Sense of Wonder Night 2013” event which develop new game genre and ideas and show the possibilities to attendances in Tokyo Game Show. The games and ideas that I was impressed were “Soft-roller” which is soft and strange controller and was used in the game “Chuta and the mysterious dungeon” (I asked the name of this controller but it didn’t had a specific name so I name it myself. They let me touch the controller afterwards, it was very soft and it feels like touching a slime.), “Space Cube”, a game which allows the player to design and control their customized spaceship by using tetragon block “box cell” (I really love pixel art.), “TSURI” is a fishing game that the size of the fish depends on how long the player didn’t run the game (I love their presentation). There were many games and I thought every ideas were awesome. This event made me to look at the games from various perspectives and let me come out with new ideas of the game. I will start develop it when I returned home.
Meet up with many developers
After TGS, we participated to the “Indie stream” party where you can meet many famous game developers. I was hoping to see famous game developers but unfortunately, I’m the type that misses staff roll so I couldn’t really recognize who is famous or not. On the other hand, the other scholar member had the opposite problem; he could recognize who is the famous game developer but he was not confident of his Japanese communication skills. So we’ve temporarily team up; he finds the famous game developer and I translated his conversation in Japanese. We were able to speak and become acquaintance with lots of game developers.
“WOW, he is a developer of Toho”, “WOW, he is a composer of 428”, he was so excited as if he was back to childhood. (I was also happy too, meeting with the translator who translated “One Way Heroics”, the game developed by SmokingWolf in English).
The last game developer we met was Mr. Keiji Inafune, one of the most famous game developers who developed “Megaman”. The other member was a great fan of Mr. Inafune and he was very nervous in front of him although he spoke fluently with other game developers. After we chatted a little, exchanged business cards, took a picture with him and break up, the other member was extremely tense and finally snapped. He sat on the chair, looking down to the ground and said “I was so lucky to come here”, “I think this is my best day in my life!”. I thought that Mr. Keiji Inafune was amazing because he impressed people in such way.
Finally
Tokyo Game Show
We went to see “Sense of Wonder Night 2013” event which develop new game genre and ideas and show the possibilities to attendances in Tokyo Game Show. The games and ideas that I was impressed were “Soft-roller” which is soft and strange controller and was used in the game “Chuta and the mysterious dungeon” (I asked the name of this controller but it didn’t had a specific name so I name it myself. They let me touch the controller afterwards, it was very soft and it feels like touching a slime.), “Space Cube”, a game which allows the player to design and control their customized spaceship by using tetragon block “box cell” (I really love pixel art.), “TSURI” is a fishing game that the size of the fish depends on how long the player didn’t run the game (I love their presentation). There were many games and I thought every ideas were awesome. This event made me to look at the games from various perspectives and let me come out with new ideas of the game. I will start develop it when I returned home.
Meet up with many developers
After TGS, we participated to the “Indie stream” party where you can meet many famous game developers. I was hoping to see famous game developers but unfortunately, I’m the type that misses staff roll so I couldn’t really recognize who is famous or not. On the other hand, the other scholar member had the opposite problem; he could recognize who is the famous game developer but he was not confident of his Japanese communication skills. So we’ve temporarily team up; he finds the famous game developer and I translated his conversation in Japanese. We were able to speak and become acquaintance with lots of game developers.
“WOW, he is a developer of Toho”, “WOW, he is a composer of 428”, he was so excited as if he was back to childhood. (I was also happy too, meeting with the translator who translated “One Way Heroics”, the game developed by SmokingWolf in English).
The last game developer we met was Mr. Keiji Inafune, one of the most famous game developers who developed “Megaman”. The other member was a great fan of Mr. Inafune and he was very nervous in front of him although he spoke fluently with other game developers. After we chatted a little, exchanged business cards, took a picture with him and break up, the other member was extremely tense and finally snapped. He sat on the chair, looking down to the ground and said “I was so lucky to come here”, “I think this is my best day in my life!”. I thought that Mr. Keiji Inafune was amazing because he impressed people in such way.
Finally
Even though it was actually the short period of time, I thought this 5 days of scholarship was very long because there were many things that I learnt from. I would like to thank Mr. Ono who held such meaningful tour and also to Mr. Fujihara and Mr. Yazawa who escorted us. We will never forget what we experienced in the tour.
Maria Miyako/Queensland University of Technology
Maria Miyako/Queensland University of Technology
*この文章は本人が日本語と英語の両言語で執筆しました。 This essays was written in both English and Japanese by herself.
2013年10月7日月曜日
スカラーシップ感想文2013_09
はじめに、僕はこのスカラーシップというものがどういうものなのかすらよく知らずに応募し参加しました。CEDECの存在もこの時初めて知りました。なのでこんなにもゲームについて考え、ゲームを作る情熱を持った人達と触れ合うことがあるとは思いもしませんでした。
東京ゲームショウ
僕が参加したのはビジネスデイ、一般公開を含む東京ゲームショウ及びに、CRI・ミドルウェア、ランド・ホー、Cygames会社見学です。この3社はそれぞれ脚色の異なる思想で開発を行っており、そこで僕が知り得たことを述べます。
CRI・ミドルウェアさんはその名のとおり、ミドルウェアを開発している会社です。つまり、ゲーム開発の企業という括りで言えば、またそれとは異なる企業であることに間違いないのですが、ゲームサウンド、ゲームCGなどゲームのクオリティを重視する部分で非常に重宝されているミドルウェアを開発することでゲーム開発の根本を担っており、ゲーム開発をしている企業に間違いないのです。僕がこんな形でゲームに携わっている人たちがいるなんて思いもしませんでした。僕が想像するゲーム開発の形を一瞬で崩壊させました。この会社との出会いがのちの5日間を充実させるための足掛かりになったのです。
こちらは国内だけでなく海外向けソフトも手広く開発をしている日本企業です。僕がよく耳にする「これからの時代はグローバルだ」という言葉をすでに体現している会社でした。「これから」しようと考えている企業が多い中、このランド・ホーさんは「すでに」形にしているのです。僕はこれほど先駆けという言葉を実感したのは初めてでした。なにより、僕の耳に「これから」が聞こえてくるのは「すでに」誰かがし終えた後でしかないのですから、僕自身が、いわゆる最先端からの距離を痛感した瞬間でもあります。
こちらは上記2社と比べるともっとも若い会社です。ソーシャルゲーム市場の拡大と共に設立され、さらなる成長が期待されています。この会社は僕にとって上記2社と比べると、一番「近い」という感想を持ちました。この「近い」というのはまさに、距離です。ゆえに僕はここの会社を居心地がいいとさえ感じてしまったのかもしれません。それにはもちろん他の理由はあります。勤務者に対しての開発環境はとても優遇されたものであり、良いゲームの作り方は良いゲームから学ぶ、というこの会社のスタイルはアマチュアの開発者からすれば夢のような場所です。しかし僕はこの居心地の良さに、どうしても違和感をぬぐいきれません。この「近い」という感覚を僕は決して良いものだと思えないからです。それが、僕自身の実力を過信しているのか、またはその逆かもしれませんが、そういった思いを持ってしまったという事実は後述する言葉の壁の内側にしかいない僕の甘さのように思いました。
言葉の壁
今回のTGSスカラーは僕を含め、日本人は二人しかいませんでした。それ以外の方はみな海外の方です。みな公用語の英語で積極的なコミュニケーションをはかる中、僕はこんなにも敗北感を感じるとは思いませんでした。今まで英語で会話する機会がほとんどなかったため、必要ないとさえ考えていましたがそれはとても愚かなことでした。そこから僕は身振り手振りも交え、なけなしの英語力でなんとかコミュニケーションをとることができたので自信に繋がりました。本気で英語を学ぼうと肌で感じた貴重な機会でした。
ゲームのあり方
TGSの基調講演でPS4の講演があり、その中でSONYの目指すPlayStationの未来はPC、TVに並ぶ新しいコンテンツとしてのPlayStationであるとのことを聞きました。
僕の考えていたゲームというのはあくまで娯楽としてのゲームであり、ゲーム機はそれをプレイするための媒体でしかないというのを、まさに一蹴された思いでした。今まではPSシリーズが進化を遂げるたびにゲームとは関係のないコンテンツが増えていくことに疑問を抱いていましたが、それもこれもSONYの持つ未来像の表れだったことをこの瞬間まで考えてすらいませんでした。もし本当にPlayStationがコンテンツとして確立したら世界にどんな変化をもたらすでしょうか?僕が考えるのは接続機器を問わず、冷蔵庫、洗濯機、旋風機、エアコン、それら電化製品までもがゲームの媒体として存在する未来です。そんな未来が訪れるのではないかと考えるようになった機会でした。
世界の中での日本
僕は日本のゲームが優れているものだという根拠のない自信がありました。ですが世界から見た日本のゲームはメジャーなものはごく一部で、国内規模に収まるものだというのが現状だと知りました。ゲームというコンテンツがこれほどまでに世界規模に発展している以上国外を視野に入れるのは当然のことと言えるでしょう。
ゆえに僕が思ったのは全世界共通のゲーム言語を新たに構築するというものです。ゲーム内のみに存在する言語でありながら、訳を一切必要としない文法を織り交ぜた言語です。そうすればローカライズの手間も省け、より日本のゲームが世界的に流通しやすくなるのではと考えました。そして、なによりその第一任者となるのは僕であり、このプロジェクトを通して、日本を代表するクリエイターとなる日が来ることを望みます。
以上がTGSスカラーシップを通して感じた事柄です。
今回このイベントに参加できたことは僕にとってプラスになったことは言うまでもなく、この機会を存分に活用できるようにするためゲーム制作により一層励みます。
下山樹/専門学校デジタルアーツ仙台
First, I applied and attend scholarship
with little information. I knew CEDEC at first when I applied. For these
reason, I hadn’t imagined I could communicate to people who think so serious
and have much passion to develop games.
A)
Tokyo Game Show
I participated to TGS for business days and
public days, and studio tours for CRI Middle Ware Inc., Land Ho! Inc., and
Cygames Inc. These companies are developing with deferent philosophies and I
will state most impressive 3 topics.
CRI Middle Ware Inc is the middleware vendor. It is not game
developer but it is included in game industry certainly because they develop
middleware for game audio or computer graphics that is needed in genre where high
quality is requested and role basic element in game development. I had not
imagined such people work in game industry and broke my image of game development
in a second. The meeting of this company was a stepping stone to enrich me in the
5days scholarship.
It is the Japanese company for developing not only domestic but also
worldwide games. It practices the keyword, “develop games for worldwide market”
which I have often heard. Many developers are preparing it from now but Land
Ho! Is already has done. It was the first time to realize the meaning of “the
lead”. I also realized that the distance between my position and the most
advanced company because I can hear something which someone has already finished
as a future.
3)
Cygames Inc
It is the youngest
company among 3 ones. It was established in expanding mobile social market and
it has been expected more growth in future. I felt the most sympathy among 3
studios. It is the distance of mentality and it might make me so relax. Of
course, there was another reason. The environment for developers was very comfortable
and the studio philosophy to learn the way of development fun game from playing
fun games was heaven for armature developers. But I can’t ignore some incongruous
with this comfort. I don’t think this sympathy good. It was the proof that I am
too confident of my ability or the reverse, but I thought that the fact which I
felt so was the proof that I am optimistic person protected by language barrier.
After next day when we finished visiting to
3 studios, Tokyo Game Show started. The 4 days of it was full of excitement but
I will state most impressive 3 topics.
4)
Language barrier
A number of Japanese scholars are just 2 including me in TGS
scholarship. Other guys came from abroad. While other guys communicate actively
in English which is common language, I didn’t imagine how I feel miserably.
Since I hadn’t experienced to communicate in English before, I thought that we
did not need to communicate in English, but it was a shallow idea. But I could
communicate in poor English with body languages and it brought me confidence.
It was a good chance to learn English seriously.
5)
Style of game
I attended a lecture of PlayStation4 at the keynote in TGS and
understood that Sony’s future vision of PlayStation which is a new content
equal of Personal Computer and Television.
I thought that game is just game for fun and a game console was a
player to play games but this keynote beat my image easily. I doubt that
increasing non game contents through evolving PlayStation, but I hadn’t
imagined it was a proof of future vision of Sony at all. If PlayStation completes
the vision, what kind of changes will it bring to the world? I imagined a
future life that even home electrical appliances like freezing, washing, air
conditioning machines and electronic fan, would be a media of games. After
keynote, I thought that our daily life should change in various way in future.
6)
Japan in worldwide
I had a
confidence with baseless that Japanese game is brilliant. But I knew that major
Japanese games are one of them in the world and most of them are consumed in
domestic market. It is natural to consider the international market because
game has been playing in the world.
For these
reasons, I thought that we should develop newly a common language of game in
the world. It is a language exits only game but be understood in the world
without translation, then I thought we omit a process of localization and
distribute Japanese games in the world. I would be a master of it and I wish to
be a national game creator with this project in future.
It is my
impression by TGS scholarship.
Needless to say
that it was good experience and I would like to develop games so much to use
this chance so effectively.
Itsuki
Shimoyama / Digital Arts Sendai vocational school
*英文翻訳 IGDA日本 Translated by IGDA Japan
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